ポケモンとジャニーズとそれからボカロ。

みんな違うからみんな好き。

歪んでたスイクンへの愛が新たな局面を迎えた。

スイクンが欲しい。

 

そう思い始めたことの発端は、アルファサファイアの周回プレイを始めたことにある。

私は複数のポケモンのゲームデータを持っている場合、だいたいこのプレイに走る。これまで育ててきた、捕まえてきたポケモンを一方のデータにほぼ寄せて、ほぼ空になったバージョンを最初からやり直して再プレイをすることを楽しんでいる。今回のXY、オメガルビーアルファサファイア、通称第6世代ではポケバンクの利用も可能なので、それを駆使すれば3DS一台でもほとんどのポケモンをリセットから救うことができる。通信交換の手間も省けるので私のような周回プレイを楽しむ派には非常に優しい仕様になっている(それでも預けられないという理由でレベル62だかのおきがえピカチュウを犠牲にしているが)。

で、この周回プレイだが、当然前回と同じパーティで行ってはつまらない。というわけで、今回はミズゴロウ主体の水縛りパーティで行こうと考えた。フーパの加入でエスパーや悪混じりの軽い縛りになったが。

やがて私はカイオーガとのバトルを終え、ホウエン地方に出ない伝説のポケモンを捕まえる段階を迎え、すぐさまルギアを捕まえスイクンを捕まえに行った。丁度(基本)水縛りプレイだったとはいえ、すぐに捕まえに行くくらいに私はスイクンが大好きなのだ。なお捕まえるスイクンの名前は「リリィ」で固定している。この名前は幼い頃から妹として可愛がっているスイクンドールの名前に由来している。妹のように扱ったのも当時5歳にしてスイクンの魅力に惹かれたからである。

しかし最初のプレイでゲットしていた「リリィ」はリセットを繰り返して出した個体値ほぼ6Vという優秀個体だった。バトルの型もテンプレートなものしか思いつかないので、型も名前も被るのはキツイと感じていた。ラティアスは前回の個体と差別化している分余計に強く感じた。

 

さて、この段階で悩んでいた頃、私にある情報が舞い込んだ。

「レート使用ポケモンとして過去作出身の個体の解禁」

である。

レート、すなわちレーティングバトルでは、現在ポケムーバーで過去のバージョンから連れてきたポケモンを使用できない。それが次のシーズンで解禁されるというのだ。

私はきまぐれにレーティングバトルをするため、大して気にはならなかった。しかし、いわゆる廃人の皆様には大問題である。戦術や使用ポケモンも変わってしまうからだ。発表後多くの賛否両論がネットにあふれた。twitterでは多くの関連ワードがトレンドにあがった。

 

そんな中私が気になったのは「零度スイクン」である。これは、5年前の映画の前売り券で配布された「めずらしいわざを持った色違いのスイクン」のことだ。そのうちの一つが一撃必殺攻撃の「ぜったいれいど」なので零度スイクンと呼ばれている。これもレーティングバトルでは使用不可だったがもうすぐ解禁される。

スイクンはただでさえ伝説のポケモンで強い上に防御と特防が高い耐久型のポケモンである。低めの攻撃、特攻がネックだがそれを、命中率が低いといえど一撃必殺攻撃で補われるのだから当然脅威である。一時期twitterのトレンドに上がるくらいに多くの廃人が慄いた存在。スイクン好きの私の目にも止まった。

 

しかし、私は零度スイクンを持っていない。当時前売り券の持ち主だった本当の私の妹がライコウエンテイに引き換えたためである。当時は色違いも対戦もこだわっていなかったし、リーフグリーンで自分のスイクンを捕まえていたので大して気にしていなかった(当時徘徊スイクンが確定で逆4Vという悲惨な個体になると知らなかった)ので、手に入れていなかったことをここで初めて後悔した。ならば、なんちゃって零度スイクンを作り、対戦相手を警戒させよう、と考えた。

そこで冒頭の言葉に戻るわけだ。(前置き長かった…)

 

正直色違いのために個体を厳選するのは初めてである。なおかつその初めてが伝説のポケモンだ。しかも全国図鑑を完成させていないので、色違いと出会いやすくなるひかるおまもりも持っていない。当然リセット回数は1000は超えるだろうと思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

厳選開始二日目に出た。

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二日目といっても初日は五分もしていなかったのでほぼ一日で終了した。

個体値はただの3Vだったが極端に低い値もないのでそのまま採用した。

 

リセット回数は数えていなかったので正確な数値はわからないが、通算でも100回行ったかいっていないかくらいな感じだった。twitterでは開始1時間足らず、と書いたが、つづくライコウでのリセット回数が30分間で50を超えており、体感でそれくらいだったのでおそらくそれくらいで出している。ちなみに色違いライコウはまだ拝めていない。

 

愛情の勝利か、ともかく私は割とあっさりと色違いのスイクンを手に入れた。「イク」と名付けた。リリィ以外の名前をスイクンにつけたのはクリスタルでの初ゲット以来である(リリィへの改名前スイチャンと名付けてた)。ネーミングが何気に幻想水滸伝IIIの108星縛りなのは偶然である(確かにリリィは2の頃の彼女由来だが)

 

しかし、私の愛情は暴走して今やライコウエンテイをも色違いで統一しようとし、さらには色スイクンのぬいぐるみまで欲しがる始末。くじの景品はプレミア物でオークションの価格も高騰しまくっているのでそのうち手作りするかもしれない。

……確実に長期シリーズ化するなこれ。

流れ星の誕生日に、彼に恋に落ちた日の事を考える。

本格的にジャニヲタになった時、わたしは小6だった。

ジャニーズから茶の間からすら離れ初めて三年が過ぎた頃、ファンタスティポビロードの闇をみて再びジャニーズを好きになることは自分でも想像してた。

しかし、本格的にジャニヲタになることも、茶の間ながらJフレ過激派だったわたしが他のグループに思いを馳せるようになるなど、考えもしなかった事だ。

特に今日、わたしとの三週間足らずの同い年期間を終え、今年の誕生日を迎えた彼など、あるきっかけが舞い込むまで一切視界に入って来た記憶がない。名前と存在こそ以前からうっすら知っていた程度で、それ以外のデータは前述のあるきっかけ以前は全くわたしの中には存在していなかった。しかし、わたしが今一番想いを馳せるジャニーズは間違いなく彼だ。

 

そもそも小6からわたし自身が、意図的に彼を意識の外に追いやっていた気がする。

当時、エイターの門にようやくたどり着いたくらいのひよっこエイターだったわたしは、関ジャニ∞のことを知る延長線上でしか関西ジャニーズJr.を知ろうとしなかった。後に本格的にファンになっているA.B.C-Z(当時A.B.C.)やKis-My-Ft2は積極的に知ろうとしていたにもかかわらず。KinKi Kidsを好きなあまり、関ジャニ∞を嫌っていた2年間と、本質は変わっていなかったのだろう。結局この頃も、関ジャニ∞が好きだから後輩の関西ジャニーズJr.があまり年が離れると興味が湧かない、嫌いという感情が出ていたのだ。

 

話がそれた。

簡単に言うと、この当時認識していた関西ジャニーズJr.はB.A.Dと当時のBOYS、そして神山智洋くんや藤原丈一郎くん、ムエタイ向井ブラザーズなどの一部のチビJr.のみだった。ムエタイ向井ブラザーズと同期の彼の事は、最初に彼が所属したグループTOP kidsのことを知っても尚、しばらく知らないままだった。初めてTOP kidsを知ったタイミングがたまたま彼がまだメンバーではない頃だったのが大きい。しかしメンバーになり、なおかつほんじゃに!にて自己紹介までしていたのを完全にスルーしていたのはさすがに罪深い。

 

やがてドラマ版バッテリーをきっかけにTOP kidsから中山優馬くんが突出し始めた。

それをきっかけにわたしは彼が嫌いになった。頭の固いエイター、しかもB.A.DやBOYSよりのエイターだったのが恥ずかしい事に彼への苦手意識を加速させた。

後々重要なので同時に言うと、小5あたりから緩やかにアンチEXILEになっていたわたしがピークでEXILEを嫌っていたのも確かこの頃である。

さらに悪い事にわたしは優馬さんを嫌うあまり、再編成されたばかりのHey! Say! 7WESTまでも嫌いになってしまう。それでも神ちゃんがメンバーにいる事、全く年下に見えないことから興味を示した小瀧望くんのことを知る事で次第に嫌いが緩和された。優馬さんが次第に独立していった事も、皮肉にも優馬さんやグループに対する苦手意識を緩和していった。

 

そしてようやく、このころに本日の主役、藤井流星氏を認識した。(前振り長い)

 

しかし、ほんじゃにを観ていたのにスルーする、グループを嫌いになって完全に視界から外すなどわたしのこれまでの流星さんへの対応はひどかった。今思い出しながら打ち込んでいて過去の自分を張り倒したくなるレベルのひどさ。この経緯からそれでも全く興味が湧かなかった。

そう、2012年の夏までは。

 

その年の夏クールのドラマの一つ、「スプラウト」。これにA.B.C-Zから橋本良亮くんが出演した。原作も終盤だけなら一時期「ほんまに関ジャニ∞!!」目的で買っていた少女誌で知っていた。ジャニドラマの例に漏れずローカル放送に阻まれて必要以上に情報を漁った。

 

そのネットサーフィンでわたしはジャニーズJr.の兄を持つ藤井萩花ちゃんを知ったのだ。(運命の出会い)

 

彼女に俄然興味が湧いたわたしは彼女に関する事をいろいろ調べた。それでようやくわたしの中で流星さんの存在が大きなものになった。

しかし当時のわたしは「兄弟きっかけで好きになるなんて本人たちに失礼」と踏みとどまろうとした。興味の湧く直前にかつて苦手だった7WESTが6人から4人になり、好きになるタイミングとして最悪と思ったのもある。以前まで萩花ちゃんの所属グループの根源とも言えるEXILEを嫌いだったことからの罪悪感もあった。(それでも彼女を知る頃にはもう嫌いではなかったが)

思いとどまろうとしたのに、末っ子の夏恋ちゃんがグループでMyojoのレギュラーだったのに気づいたり、萩花ちゃんがつづいて「THE QUIZ」(これも原作読んでた)に出演したり、E-girlsがスポットライトを浴びだしたりして、正直ブービートラップをかけられた気になった。

その後、三宮駅で迷子の呼び出しをされた疑惑が立ち、それをきっかけにわたしは彼の魅力にまんまと落ちるのであった。思いとどまり、罠にかかってもなんとか持ちこたえていたわたし、どこへいった。

 

そんなこんなで興味ゼロの期間を長年過ごした末にいまや最も好きなジャニーズの一人になっている流星さん。なにかと流星さんと接点の多い大倉忠義さんや千賀健永さん、さらには母の影響で好きになった堂本光一さんですら一目惚れに近い落ち方だった事を考えるとこれまでとは全く異なる落ち方に、今でも戸惑う。それでも今好きならあまり気にしてはいけない事のような気もする。

今年もまた一つ年を重ねた流星さん。ささやかな約2週間ちょっとの同い年期間が終わった寂しさを思いながら自担を想う経験も年上好きのわたしにとって初めての事である。初めてコンサートで、それもかなりの至近距離で顔を合わせた自担も彼だ。

デビュー関連でいろいろ思わざるを得なくなったのも、何かと本気でいらつく事も、流星さんを好きになって初めて経験した。

基本茶の間だったとはいえ、初めてジャニーズに心惹かれて15年。まだまだ知らない感情や経験も出来るのだなあと新鮮な気持ちでファンをしている。

だけど従来通り、きっと流星さん以上に好きになる人は本気で嫌いと思う人だろう。そんな人物が現れるまでは当分流星担主流で楽しめそうだ。

 

これからもっともっと、わたしに新しい経験をさせて下さいね。

お誕生日おめでとうございます。

 

(8/19追記) 上記を当日に書き上げたあとに自宅のインターネットを止められあげ損ねてました。(何の報告)

ジャニーズと吹奏楽

ついにはてなブログを始めてしまった。

 

フォローしているジャニヲタさんのリツイートから、あるいは自分で情報求めてツイート検索かけた結果から半分定期的にその存在を確認していたこのブログサイト。

その記事を書いているジャニヲタさんたちの文才たるや!どの記事も、興味深かったり、クスッと笑えたりで読んでいて楽しかったです…が。

まさかわたしもこの場で何らかの想いを綴りたくなるとは…気分は徒然草前文の兼好法師です。わたしの語る内容に深みなどないですが。

 

という訳ではてブロ始めた心境はさておき、本題へ。

 

そもそもこの記事を書くきっかけになったのが、ジャニーズWEST初の持ち番組(冠番組の言葉の定義からここで使うのは違うと感じたので、分かりにくいですがこう表現します)、ドヨルの妄想族をみたことです。お題で出された写真から各メンバーが妄想ストーリーを発展させ、メンバー同士でその出来を競う番組ですが、第2回の放送でメンバーの小瀧望くんが「ガングロギャルがトランペットをみて号泣」という写真から吹奏楽部妄想を繰り広げていました。それがわたしの元吹奏楽部員心を揺さぶりました。(大げさ)

それをきっかけにtwitterにて検索をすると、元吹奏楽部員によるツッコミ、もとい指摘がちらほら見受けられて、「ジャニヲタさんって吹奏楽経験者がけっこういるな」と勝手に感動していました。

まあジャニーズも音楽に根ざした活動が中心、とわたしは勝手に思っているので、ファンが演奏者になったり、その曲を吹奏楽でした事でファンになったりもよくあるのだろうな、とぼんやり考えていました。実際にわたしの吹奏楽現役時代はコンクール用の曲を除くとレパートリーの三分の一くらいが嵐だったことがあってか、何人か嵐に目覚めていますし、わたしの吹奏楽部への入部を決めたきっかけが、小学生時代に市の音楽祭で抱いてセニョリータを聴いた事でした。

 

さてジャニーズ楽曲をはじめ、多くのJ-POPの吹奏楽部ですが、これはミュージックエイトかWinds Scoreがやはり大手なのでしょうか。

私が吹奏楽部員だった頃はミュージックエイトが主流の印象ですが、ここ一年以内の楽曲はWinds Scoreが強い気がします。あくまで私個人の感想です。

ちなみにミュージックエイトで吹奏楽用に編曲された曲のクオリティは編曲者によって雲泥の差です。曲によって簡略化が雑です。嵐のtruthとか、どうしてそうなった感がひどすぎて初めて楽譜を見た時からずっと解せぬ案件。

 

またジャニーズの楽曲でもたまに原曲自体がブラスアレンジになっている事があります。

関ジャニ∞は急☆上☆show!!始め多い印象です。吹奏楽現役時代最大の心残りが急☆上☆show!!が吹けなかった事くらいにはこの曲の元々のブラスアレンジは好きです。KinKiもそれなりに多い気がします。

知っている曲に偏りがあるので他のジャニーズ楽曲で「この曲もブラスアレンジだよ!」と詳しい方誰か教えて下さい。

 

吹奏楽でジャニーズを理解し、ジャニーズから吹奏楽を知るのも、ファンの形の一つなのかもしれません。演奏者として楽曲に触れるのと聴き手として楽曲に触れるのとでは感覚も理解の方法も違うと思います。しかし、どちらにせよその楽曲を好きになるでしょう。というかレパートリーにする曲を好きになれなきゃ上達はしないです。原曲やデモ演奏を聴き込むなり練習するなりなどは、その楽曲が好きでないとかなり苦痛を伴うからです。わたしの場合、現役当時かなり過激なアンチEXILEだったのでEXILEメドレーの練習がものすごく苦痛でろくに上達しなかった経験があります。

もちろんジャニーズの部分には吹奏楽の楽譜があるならどんな歌手の名前も入ると思いますし、吹奏楽の部分が軽音楽だったり合唱だったりもします。ともかくアマチュアながらも演奏者として、表現者としてジャニーズの楽曲に触れるのもジャニヲタとしてよい経験のひとつだとわたしは思います。

 

余談ですが小瀧くんの妄想ですが、上記の通りほんとにツッコんでた人が結構いて、確認できた限りトランペットのマウスピースについてのツッコミが一番多かったです…

トロンボーンパートのわたしとしては、サイズが明らかにトロンボーンユーフォニアム用のマウスピースなのに平然とトランペットの管にささっているっぽいのがツッコミポイントどころかホラーでした。あんなサイズのペットのマウスピースとかあるの…ペットの管にさせるほど細い管のボーンやユーフォのマウスピースあるの…と一緒に検証してくれた元ユーフォパートの現役トランペッターな友達と話していました。