ポケモンとジャニーズとそれからボカロ。

みんな違うからみんな好き。

夢の世界が実在したのを見た。【映画名探偵ピカチュウ感想】

なぜ私にはパートナーポケモンがいないのだ!?!?!?!?!?

 

話題の映画「名探偵ピカチュウ」観に行ってきました。

まずはネタバレを含まない感想から。

 

 

 

私の家には大量のポケモンドールがいる。100は優に超えている。

幼い頃からそのポケモンたちと様々な冒険をする妄想をゲーム内外でやってきたものだ。

私にとっては彼らも十分家族だ。しかし当然ながら想像の域を脱しない。

名探偵ピカチュウの舞台、ライムシティ。そこは私が20年近く想像してきた「ポケモンと人との共生」が実際に行われていた。

感動した。私のような生身の人間がポケモンと1つの生命体として一緒にいる。

これを観ることができただけでも大満足だった。

ポケモンを愛してきた人たちよ。あの実写のポケモンの質感に苦手意識がない、あるいは薄いならこの映画は絶対に観に行くべきだ。私は薄い苦手意識があったクチだが映画を観てるうちに全く気にならなくなった。映画のスクリーンで観るなら違和感が減るようだ。だから無い人はもちろんのこと、薄いくらいなら観に行っても支障はないだろう。

何より観てくれ。君たちだって一度は考えたことあるだろう?「ポケモンが実際に存在したらなあ」と。あの映画はその夢が実現してる。それを見逃すのは非常に口惜しい。

 

 

 

 

 

 

 

 

以下ネタバレ込みの感想になりますよろしくお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

空を飛び交うポッポ族。ウォーグルはそれに加えて高所へ荷物も運んでいる。

行き交う人たちの傍らには必ずパートナーのポケモンの姿。それはニューラだったりゲッコウガだったりタブンネだったりガーディだったり。おなじみ初代御三家ポケモンフシギダネゼニガメヒトカゲも。そしてそれらの最終進化も。

ゼニガメはサトシのゼニガメたちのようにゼニガメ消防団を結成してる……!リアルゼニガメ消防団……!!

交通整理をしているカイリキーや警察署の門を守るかのように佇むゴルーグのかっこよさたるや。ちょくちょく映り込む寝そべったカビゴンやケッキングは癒やしだった。

バーの手伝いをしてるルンパッパは原作ゲームと同じだった……はず。(某実況者さんの生実況を見ただけなので超うろ覚え)

トレイラー見てたときからドゴームの音響さんは最高の仕事の割り振りだと思ってた。まさかあんなにいるとは思わなかったけど。

あとライムシティすげえって思うのがキュワワーが飛んでるんすよ。キュワワーって基本的に自然たっぷりアローラ地方でしか現在観測されてる例がほとんどなくて、ライムシティのような大都会を飛んでるのすっごいびっくりしたんだよね。

ドダイトスさんのあのシーンは完全に「大昔の人々は大地の下には巨大なドダイトスがいると空想していた。」の図鑑説明を再現しに行ったよな、と感動してしまった。映画内で描写された再現の手段は遺伝子操作で許されざるものなのに。しかし何で私この図鑑説明サラで言えるくらいにインプットされてたんだろな。ドダイトスダイパのベストパートナーじゃないんだが。

コダックはすごいカスミのコダック感満載だったな。頭痛の反動でものすごく強力なねんりき使ったり。まあ吹っ飛ばすだけでゲッコウガにはダメージなかったんだろうなーと思いながら見てた。*1

5月10日追記:他の人の考察見て考えを改めた。あのゲッコウガたちの特性へんげんじざいなら確かにみずしゅりけん使用後だしエスパー技通るね。*2その辺の考察が甘いから対戦勝てないんだろうな私……。

極めつけはピカチュウがとにかくかわいい。おっさんボイス?何か問題ありました?

ボルテッカーについて「俺だって痛いんだぞ」って拒否してたの何か嬉しかったな。痛みを堪えてるだけじゃないって思うと。

 

ポケモンの描写も感動したけど技も感動した。

冒頭のカラカラのホネブーメラン。

カメックスハイドロポンプにゲンガーのかげぶんしん

追ってくるゲッコウガたちのみずしゅりけんにコダックのねんりき。

極めつけはミュウツーシャドーボールピカチュウのエレキボールの押し合い。

私が熱中してきたポケモンバトルのロマンがそこにあった。

 

そして動物として実在している反面、愛玩キャラクターの側面も失われていないというのがとても絶妙。

ちょくちょくカットインする古代壁画の絵やデフォルメされたポスターやバルーンは私達のよく知るポケモンのデザインそのものというのがとてつもなく絶妙なバランスが取れているように思えた。

あとあの世界線の子どもたちも伝説のポケモン好きなのかな。お父さんが用意した主人公ティムの子供部屋に貼ってあるポスターにレックウザとかレシラム・ゼクロムとかがプリントされてるから。子供の頃の回想で一瞬だけ見えたラティアスラティオスのマグネット?見逃さなかったぞ私。物語追いながらよく着目したと我ながら思う。余談だけど大量のワニノコが写った新聞といい、オーダイルのポスターといい、もしかしてティムは最初のパートナーにワニノコを選びたかったのかも?なんて想像したり。

それを思うと社長は本当にポケモンに情熱を注いだまま大人になった子供だったんだろうな。あんなに社長室の目立つところにディアルガパルキアアルセウスの像を飾ってたし。ちょくちょく見かける感想とかでもポケモン大好きすぎてあんな事してしまう人も出かねないし。

まあ私は勘弁だけどな。

 

 

 

 

 

 

 

 

そう感動した、推しがポスターのレシラムとラティアス、パートナーがゲッコウガカメックスしか出てない、私からのオススメでした。

いやしょうがないんだ前者は特に……私準伝説*3好きになること超多いから……いやそうじゃない推しでもサーナイトくらいはいそうだったんだけど……

あの映画の世界のどこかで存在してると想像するだけでも尊い。しかしいつかああして動く推したちが観たい。

*1:エスパータイプの技はあくタイプのゲッコウガには効果はない

*2:へんげんじざい:使う技に自分のタイプを変化させる。ゲッコウガ隠れ特性

*3:公式の対戦ルールでも使える伝説のポケモン