色違いスイクンがほしい。(二度目)
歪んでたスイクンへの愛が新たな局面を迎えた。 - ポケモンとジャニーズとそれからボカロ。
以前こんなタイトルのブログをエントリーした私。
ここではゲームデータ上の色違いスイクンをなぜ欲しがったのか、どのようにして手に入れたのかを綴っていた。
記事の最後にも書いたように、この色違いのスイクン「イク」をゲットした私は色違いのスイクンのぬいぐるみも欲しくなった。私は確かにゲームのポケモンが好きだ。だけどぬいぐるみのポケモンはもっともっと好きだ。把握できているだけでも家にいるぬいぐるみは100種を超える。
となると、やっぱり欲しくなるもの。しかしスイクンに限らず色違いのポケモンのぬいぐるみが販売されることは極めて稀である。そもそも種類が絞られる。サンムーンが始まってからだと発売されたのは色違いのぬいぐるみはカプ・コケコとミミッキュのみ。これらは確かにゲームでも配信があり、通常の色でもアニメなどでよく出てくるポケモンだったからかグッズ化はされたし早かった。ちなみに同様にアニメにも出てくる種類で、ゲームで色違いが配信されたシルヴァディとベベノムに2018年6月現在ぬいぐるみの発売予定は立っていない。ベベノムは通常色のぬいぐるみがウルトラビーストのグッズシリーズの際に出たから今後はわからないけれど、シルヴァディの場合シルヴァディそのものはもちろん、進化前のタイプ:ヌルもぬいぐるみがまだなので当分ないだろう。
で、件のスイクンはどうなのか。
確かに色違いスイクンドールはあった。ライコウ、エンテイと共にゲームへの配信が前売り券特典としてあった「劇場版ポケットモンスターダイヤモンド・パール 幻影の覇者ゾロアーク」の頃に。ただ調べてみると入手方法に問題があった。
この時の色違いのライコウ、エンテイ、スイクンのぬいぐるみはポケモンセンターで2500円以上購入した人が引けるくじ引きでの景品だった。つまりそもそもの絶対数が他の色違いのぬいぐるみに比べ圧倒的に少ない。他のメーカーの色違いのぬいぐるみは見つからず、結果中古で求めると一体のみのお求めでも4万〜5万を当たり前に要求される現状にある。正直無理だ。たとえ働いている身だとしても中々にきつい出費、学生の時分なら尚更だった。就職までこの物欲を抑えられる気はしないし、というか根本的にこのような転売はアウトだろう。
それでもどうしても欲しいと思った。ゲームとぬいぐるみはイコールの関係にどうしてもしたく、実物をもってイクの存在を感じたかった。
ぬいぐるみが無いなら作ればいいじゃない。
(マリー・アントワネット風)
なんだかすごい安上がりなマリー・アントワネットだが、本気でそう思った。
で、三年前に一度作ったのがこれ。
サイズがかなり小さくなった結果粗が多いところが目立ったが、これはこれで形になってそれなりに満足した。
話は逸れるが、私には幼い頃から親に注意されるような癖がある。ぬいぐるみやフィギュアといった小物をポケットやかばんに忍ばせ常日頃持ち歩く癖だ。それだけなら注意されるような悪癖にはならないが、いかんせん不注意が激しい私は高い確率でそれらを失くす。この結果私が犠牲にしてきたぬいぐるみやフィギュアは数知れず。何度「失くして泣くほど大事なら持ち歩くな」と叱られたことか……。いや私としては「大事だから持ち歩く」んだけど。大して大事に思ってない財布とかは逆に一度も失くしたことない。手に持って行動するかどうかが失くすかどうかの分水嶺かしら?
と言うわけでこの時のイクにもこの癖に付き合ってもらっていた。どこへ行くにも一緒だった。
その結果こうなった。
体のあちこちがほつれ、布も裂けている部分が……
けっこうジーンズのポケットに押し込んだからね……
それでもイクであることに変わりはないためこのままにしていた。ただ不満点はあった。風呂だ。私はお気に入りのフィギュアと風呂に入る癖もある。イクとも入りたかったが、当然ぬいぐるみを風呂場に入れるのは本体を洗う以外には良くない。このほつれた状態のイクなら尚更だった。
という訳でまず風呂場に入れるフィギュアの色違いを探した。フィギュアの方もゾロアークの時に映画特別バージョンの立体ポケモン図鑑が出ていたはずだと思い出して。ちなみにこのシリーズは各ポケモンが1/40スケールで細部まで再現されたジオラマである。余談だが全て1/40なのできちんと飾ったり保管したりしなければ全長が1メートル未満のポケモンは高確率でなくすことになる。ユクシー……アグノム……お前ら一緒だったのになんでそれぞれ別のタイミングでいなくなったんや……
で、こちらも探す。無事に悪くない色違いのスイクンフィギュアを手に入れた!(色違いのライコウ、エンテイとセットで少し得した)
普通の色のスイクン(右)はこんな感じ。わずかに見える塗装剥がれは上記の持ち歩き癖の結果です……
何はともあれ無事に色違いのスイクンを手に入れられて一安心。しかしこの出来事がついにまた、あの感情を呼びおこびてしまう。
色違いスイクンが欲しい。(3回目)
色スイクン、無いなら作ればいいじゃない(2回目)
そして再び計画はスタートした。
まず今回作るにあたってはじめに考え直したのは布地だった。前回の生地の時には裁縫中に何度もほつれかけて、現在もその名残から最初のイクは後ろ脚が大きくほつれて綿が露出した。
今回はまずそれを未然に防ぐ為、生地を変更した。より頑丈と思われるフェルト地を生地に選んだ。
次に気をつけたのは完成時のサイズだ。前回のイクはサイズが小さくなってしまい、制作の難易度が上がった上クオリティを下げることになった。これを型紙の段階からより大きめに、既存で家にいるスイクンのぬいぐるみと比べながら、試作を作りながら作っていった。スペシャルサンクス、通常色スイクンドールのリリィ&クリス。
そんなこんなで足から作った。本当は胴体から作るべきなんだろうが、どうしてもそこからの逆算がいつもうまくいかないので足を先に私は作っている。
ちなみに私は足の裏が一番出来栄えが良いと思っている。
次に足に合わせて胴体を作る。
首元まで再現すれば、あとは最難関のたてがみと水晶型の突起と顎の突起、尻尾に当たるだろうひだをくっつけて出来上がり。
なんとか形になった……_(:3」∠)_
ちなみに途中工程の写真がほとんどないのは著作権複製権のためです(私的使用の自作ぬいぐるみそのものはギリギリらしい)
そんなこんなで完成させたイク。大きく作ったといえど大きすぎないサイズで連れ運びにももってこいとなった。
一番苦労したのは刺繍の形。完成形が想像できてないと刺繍の位置がわからないため立体の状態でやるもんだからさらに難易度が上がった。
これで満足……と思いきや一度制作して味をしめたか、また別のぬいぐるみを作ろうかと計画している。多分カプ・レヒレ。もう待てない……!
無いなら作ればいいじゃない、コレ大事。
もちろんお金が発生しないように気をつけないと。
(もしかしたらこの記事もアウトかもしれませんが、本当にまずいと思われたらご一報ください)