ポケモンとジャニーズとそれからボカロ。

みんな違うからみんな好き。

続・グループを愛するということ。

m-a-524.hatenablog.com

前回記事でグループを好きである事、脱退をどう思う事について私は書いた。

でもまさかその一週間後、脱退どころか解散を、自分の好きなグループが発表してしまうなどこの時は全く想像していなかった。

 

今から10年前、修二と彰が話題になったのと同じ頃にメジャーデビューを果たした二人組のデュオがいた。

ウエンツ瑛士小池徹平のWaT。Wentz and TeppeiでWaT。

もともと当時J-FRIENDS以降のジャニーズに興味がなかった私は、修二と彰よりも断然彼ら派だった。しかし私が彼らを好きになった経緯は完全にミーハーと呼ばれるものだった。かつて天才てれびくんに出演していた頃を知っていたウエンツ瑛士、ごくせんで主要5人のうちの1人でジャニーズではないとわかった小池徹平。そんな2人がまさかのデュオとしてメジャーデビュー。彼らがストリートライブで下積みを積んでいた時代を当時知らなかった私にとってそれは青天の霹靂だった。そして私はごくせん以来小池徹平が気になって仕方がなかった。IQサプリウエンツ瑛士を久々に見て懐かしくなった。そんな気になっていた2人が歌手としてメジャーデビュー。興味が湧かずにはいられなかった。

しかし、もともとジャニーズを、あるいはアイドルを主流で応援してきた私は最初彼らを好きだと叫ぶ事を拒んだ。それから本気ではまるのに半年かかったのである。

本気でハマった2006年。この年はWaTの年と言っても過言ではなかったのだろう。年に4枚シングルをリリース。さらにセカンドシングル「5センチ。」のリリースから間もなく初のアルバム「卒業TIME〜僕らのはじまり〜」もリリースしている*1世界バレーのサポーターになったり、この年の数々の新人賞も取得した。私としては特に1st~3rd・5thシングルのPVの世界観をひとつなぎの物語として展開した「My favorite girl」が印象的だった*2

2007年ではWaTとしての活動はほぼなかったが、互いにソロで音楽活動をしていた。そして2008年再びWaTは2人で活動していった。

2009年以降、2010年で2枚リリースしたのちに活動がほとんど見られなくなった。私もこの頃からジャニーズへの重きが大きくなってWaTの活動を精力的に応援する事がなくなっていった。

それでもいつかまたふたりで歌ってくれる。そう思いながらジャニーズを主流に応援していた。それでいて他の好きなグループとの共演を夢見ながら。だからいつもFNS歌謡祭で2人が歌う事が楽しみで仕方がなかった。2011年以降私にとって唯一WaTが見られる場所だったから。他の好きなグループとの共演も見られる、まさに一石二鳥以上の結果が得られる番組だった。もちろん今年のベストヒット歌謡祭とFNS歌謡祭は特に嬉しかった。2人が変わらない関係で歌うその姿が本当に嬉しかった。なのに。

 

唯一の救いは2人とも解散にポジティブだという事。2人ですごく話し合った末の結論だというのが伝わった。

でも理解はしても簡単に納得できないのがファンというものなんだ。どんなに他にもいっぱい手を出していたって私がWaTを好きでいるのには変わりはない。しかしそれと同時に、私は一回も彼らに会いに行かなかった事、彼らの音を生で聴こうとしなかった事を悔いたし恥じた。結局私は茶の間ファンにすらなれていなかったのでは、ミーハーのままずっといたのではないか、と感じてしまった。どんなにいっぱい手を出しているからって好きなのには変わりない。という断言もWaTのファンとしての自信もすぐに崩れ落ちた。

 

来年の2月の最後のアルバムのリリース、そして翌日のそのアルバムのリリースイベントを最後に2人はWaTではなくなる。単なるウエンツ瑛士小池徹平に戻るだけなのだろう。それでも2人がWaTだった十数年間は2人をしめる要素としてはあまりに大きい。せめてWaTがWaTではなくなってもこれからも2人が繋がっていられるようにと願わないではいられない。そして、最後の瞬間だけでもいいから本当にWaTが好きだと言いたい。

*1:アルバムタイトルにもなっている楽曲「卒業TIME」はインディーズデビューを果たした楽曲である

*2:別冊マーガレットで連載、のちに本人主演で映像化。なお、連載の完結は5thシングル「ボクラノLove Story」のリリース前

グループを愛するということ。

ベストアーティスト2015。ある時間を境に会場にいた、あるいはテレビで視聴していたおそらく全てのジャニオタには辛い放送になった。とりわけジャニーズ企画のジャニーズLOVEソングメドレーの楽曲が多くのジャニオタに刺さる刺さる。ある人は事務所を離れる決意を話した彼と残される彼らへの応援ソングと捉え、ある人は自分と自分の好きなグループに今回の件を重ねた。その後の放送される曲も心に刺さる曲が多かった*1。ジャニーズ以外の楽曲でも心に追い打ちをかけられた。

 

当たり前だろうが、これまで多くの脱退や卒業について私は蚊帳の外だった。しかし、グループから誰か一人いなくなるということは、どうしてこうも悲しいのだろう。それが私がそのグループを応援しているかどうかにかかわらず。

私自身がファンとして経験したメンバーの脱退は5回。2011年にNEWSから山下智久さんと錦戸亮さんが、2013年にFlowerから水野絵梨奈さんが、2014年に同じくFlowerから武藤千春さんが、2015年にNMB48から山田菜々さんが*2、そして三度Flowerから市來杏香さんが脱退、あるいは卒業した。私はぼんやりと、これらの脱退発表が秋にかけて多いなと思った。確認するとNEWSの二人は10月4日、Flowerの3人はそれぞれ10月18日、10月12日、10月7日、山田菜々さんは10月13日だった。私の推しグループのみの場合とはいえ、10月に集中しすぎだろこれ。そして御察しの通り2014年が一番堪えた。なんで別々のグループで連日発表*3

脱退発表のたびに私は心を痛めた。ファンもやめようかと思った。しかし私はまだファンを続ける気でいる*4。これで脱退したメンバーを嫌いになれるなら楽なんだろうが、これまで好きだった時間がそう簡単に嫌いにはさせないらしい。残されたメンバーを見るのが辛いのもある。そこはだからこそ向き合おうとする。ファンとはきっと往々にしてそういうものなのだろう。

 

現在掛け持ちしているグループはジャニーズ内外合わせて11組。私の脱退経験はある意味この掛け持ち担だからこその悲劇であり、そのリスクを頭の片隅に置いた上での自業自得だ。しかし、私はその11組の中でも最も中心的に応援するイチオシグループを無意識に定めているが、これまでの脱退は当時のイチオシグループではなかった。

現在のイチオシグループはジャニーズWESTだ。もともと彼らは結成から人数にごたつきがあったがそれを乗り越えて現在7人で活動している。私はそのごたつきを、自担が省かれる立場で味わった一人である。本人たちは忘れろというが忘れようとして忘れられることではないし、元来トラウマが長期化しやすい私はきっと死ぬまで忘れられないだろう。そのトラウマは今でも私のココロの奥底に暗い影を落としている。もちろん、他のグループの脱退自体が私の中でトラウマ化している部分もある。これまでのKAT-TUNやHey!Say! JUMPも寂しかったしJr.に目を向けるようになってからはそんな機会が格段に増えた。NEWSと関ジャニ∞の最初の脱退に至っては、当時私はアンチとして対面したのに。

私がこのトラウマを乗り越える時はきっと彼らの行く末を平和に見届けられたときだろう。

 

今回の件も私はファンとしては蚊帳の外だ。しかし私は彼のことが大好きだった。その顔立ちもスタイルも人柄も、ファンになれなかったものの大好きだった。悲しめば悲しむほどファンになれなかった、アイドルとして好きになれなかった自分が憎くなる。でももう脱退と退所を発表した今悔やんだって後の祭りだし、蚊帳の外な以上私がこれ以上悲しむのは悲しみの真っ只中にいる人たちに失礼な気もする。だから私はもうこのことについては次に脱退の話が私の身近に来ない限りは話さない。その日が来ないことを願うが。

 

あまりに愛が大きすぎると

失うことを思ってしまうの 

自分がもどかしい

今だけを見て生きていればいいのにね

(KinKi Kids 愛のかたまり より)

ベストアーティストでも歌われたKinKi Kidsの愛のかたまり。当該歌詞は2番サビのためこの日は歌われていないが、正直思い出して心に再び刺さった。 今の私はこの曲の『私』のようだ。一部ジャニオタに嫌われそうだな。

*1:個人的にはKinKi Kidsの楽曲が一番きつかった

*2:卒業発表そのものは2014年

*3:どちらも実際の脱退・卒業はこれより後だったのだけは幸いだった

*4:NEWSと今回のFlowerはまだまだ引きずっている

浮気を浮気と思うのかが問題

淳太くんの物議を醸したなにわぶ誌について話すつもりがなんか脱線した前回記事。

m-a-524.hatenablog.com

今見てもひどい。両方の界隈の人からフルボッコにされそう。

今回は前回よりかはそれについて思ったことを書こうと思ってる。前回の記事にも対応して書くのでまた脱線しそうだが。

 

何をもって浮気とするのか

さて、私は今回、あるいは前回の淳太くんのなにわぶ誌の騒動で思ったことがある。それが見出しの言葉である。浮気といってもここでの浮気は当然あるタレントのファンが別のタレントを好きでいる状態のことである。

前回も色々と見たが、今回も淳太くんのなにわぶ誌に対して意見しているツイートやブログをちらほらと見た。やはり、その多くが眉をひそめていた。浮気に関して好きなアイドルにどうこう言われるのはおそらく彼女たちにとって不本意なのだろう。

しかし、私は大して気にならなかった。前回の自分なりの考察だって、私よりはるかに精神的に大人な他のファンの方々が眉をひそめているのを受けて、初めて考えたものである。私の読んですぐの感想は、「淳太くん相変わらず浮気が嫌いだなあ、また言ってる笑」だった。だから、それで不快に感じた方々の気持ちがイマイチわからない。

 

ここで、そもそも浮気とはどういう意味なのか、一度調べてみた。

うわ‐き〔うは‐〕【浮気/上気】

 

 

[名・形動](スル)
1 一つのことに集中できず心が変わりやすいこと。また、そのさま。移り気。「―な性分で何にでも手を出す」
2 異性に心をひかれやすいこと。また、そのさま。多情。「―な人」
3 配偶者・婚約者などがありながら、他の異性に気がひかれ、関係をもつこと。「旅先で―する」
4 心が浮ついて、思慮に欠けること。また、そのさま。
「分別―になられ、備へことごとく違 (たが) ひ候」〈甲陽軍鑑・二七〉
5 浮かれて陽気になるさま。また、そうなりやすい気質。
「(芝居ナドニ)一切の嫁子―になりて」〈浮・一代女・四〉
類語 多情(たじょう) 移り気(うつりぎ) 気まぐれ(きまぐれ) ⇒ 類語辞書で詳しい使い方を調べる
関連語 むら気(むらき) むら 飽き性(あきしょう) 気移り(きうつり) お天気(おてんき)
うわきがらす【浮気烏】
「浮かれ烏」に同じ。
「―とはやされて、月夜も闇もこの里へ」〈浄・女腹切〉
うわきもの【浮気者
浮気な人。心の移りやすい人。多情な人。
出典:デジタル大辞泉

出典 うわき【浮気/上気】の意味 - 国語辞書 - goo辞書

ついでに類義語も調べてみた。

た‐じょう〔‐ジヤウ〕【多情】


[名・形動]
1 情が深くて、感じやすいこと。また、そのさま。「―な青年期」「―多感」
2 異性に対する心が移りやすいこと。また、そのさま。移り気。「―な人」
類語 多感(たかん) ⇒ 類語辞書で詳しい使い方を調べる
たじょうたかん【多情多感】
[形動][文][ナリ]感情が豊かで感受性の鋭いさま。「―な少年時代」
たじょうたこん【多情多恨】
[名・形動]感じやすいために、うらんだり悔やんだりする気持ちの多いこと。また、そのさま。
「芸術家は本来―だから」〈漱石吾輩は猫である
[補説]書名別項。→多情多恨
たじょうぶっしん【多情仏心】
感じやすく移り気であるが、人情にあつい性質。
[補説]書名別項。→多情仏心
出典:デジタル大辞泉

たじょう【多情】の意味 - 国語辞書 - goo辞書

うつり‐ぎ【移り気】

 

[名・形動]《古くは「うつりき」とも》

1 興味の対象をたやすく別のものに向けること。また、そういう性質。浮気。「―な薄情者」
2 ふとしたはずみで起こる感情。特に異性にひかれる思い。出来心。
「みなこれ男を思ふより、その時々の―にて」〈人・梅児誉美・三〉
類語 多情(たじょう) 浮気(うわき) 気まぐれ(きまぐれ) ⇒ 類語辞書で詳しい使い方を調べる
関連語 むら気(むらき) むら 飽き性(あきしょう) 気移り(きうつり) お天気(おてんき)
⇒ うつり【移り/遷り】の全ての意味を見る
出典:デジタル大辞泉

うつりぎ【移り気】の意味 - 国語辞書 - goo辞書

き‐まぐれ【気▽紛れ】


[名・形動]
1 気が変わりやすいこと。その時々の思いつきや気分で行動すること。また、そのさま。「―な性格」「―に習い事を始める」
2 物事の変わりやすいこと。また、そのさま。「―な秋の空」
類語 多情(たじょう) 浮気(うわき) 移り気(うつりぎ) ⇒ 類語辞書で詳しい使い方を調べる
関連語 むら気(むらき) むら 飽き性(あきしょう) 気移り(きうつり) お天気(おてんき)
きまぐれてんき【気紛れ天気】
晴雨の定まらない変わりやすい天気。
出典:デジタル大辞泉

きまぐれ【気紛れ】の意味 - 国語辞書 - goo辞書

これを見て納得した。確かに私のこのたくさん自担がいる状態もれっきとした浮気だ。しかし淳太くんが言ったり、ファンの人たちが気にしている浮気はここでいう3番の意味なのに対して、私の浮気は1番の意味がしっくりきた。多情とも言い換えられるだろう。これが私と他のファンとの感覚の差だったのか。

 

しかし、それたけでもやはり初見で全く不快に思わないのは幾ら何でも鈍感すぎる。「私の浮気は淳太くんの言う浮気とは違うし!あれもこれも好きになる方の意味だし!ポケモン図鑑ならぬジャニーズ図鑑を埋めているだけだし!*1」ってなってもいいような気がする。

 

そういえば、つい最近まで週刊少年ジャンプで「レディ・ジャスティス」という漫画が連載されていた。その主人公は凄まじいパワーや鋼の肉体などを持った超人少女なのだが、彼女の能力の中に「悪意を発している人がわかる右目」がある。話の途中で主人公は自分と全く同じ能力を持った悪人と対峙するもその男から全く悪意を感じ取ることができなかった。そこでわかったのが「悪意が全くない主人公と悪意を悪意と思わない100%の悪意を持つ男には悪意がない」ということだった。

 

要するに私は浮気を浮気だと思わないくらいに浮気をしているのだ。元々ポケモンで複数の種類のポケモンを好きになることに慣れている私は、アイドルもまた複数好きであることが当たり前だったのだ。だからこそKinKi以外ファンにならずともJ-FRIENDS全員が今でも好きだし、グループ全員をファンとして好きになる現象も当たり前だった。掛け持つのに罪悪感ない以上浮気とは言い難いのだから浮気と言われても対岸の火事だし。だから、淳太くんのなにわぶ誌だけでは、好きなアイドル側から文句を言われただけでは自分のことだと思わなかった。

しかし、同じファンの意見を見てもそうはならなかった。私と「同じように浮気している」とこれまで感じていた人から抗議の声が上がった。その上抗議の声は所謂一途なファンからも飛んだ。ここでようやく私も違和感を感じたのだ。ただし、浮気を認めない淳太くんとそれに猛反発する一部のファンの両方に。だから、私の浮気がなんなのか考えるなんてことに至ったのだ。浮気は悪いことだなんてきっとほとんどの人が思ってるだろう。私だって思う。しかし犯罪性があるのは3の意味についてで、そのほかの意味では人間性が疑われても罪には問われにくい気がする。そんな感覚でいる私にはどっちの感覚も考えつかなかった。我ながらクズな発想。

 

きっと淳太くんがどれだけ嫌味を言おうとも淳太くんが顔をしかめる浮気者にはその言葉は届いていないし、罪悪感を持つからこそ苦しむ浮気者もどきのファンが間違えて苦しんでいると思う。その他の、私のような本物の浮気者は浮気を浮気だと思わないほど移り気だということに気づかなければ、浮気とか掛け持ちとか議論しても平行線だろう。そんな連中を放っておくべきという意見そのものは同じかもしれないが、私の意見では「言っても本物には届かないしほとんどがすぐ飽きるから放っておけ。浮気と言われ苦しむ人のがファンとしては誠実だからあまりその人たちをむやみに傷つけるなよ」という感じだ。とはいえ私自身は浮気者のくせに一度好きになったら飽きるまでが長いから、そこは少し申し訳ない。

ただ、私なりの浮気者としての流儀がある。その一つが「コンサートなどの現場に別グループのグッズを持ち込まない」である。さすがにジャニーズWESTのコンサートに関ジャニ∞のトートバッグや団扇を持ち込んでいる人を見ると、どっちも好きな私でもその人のファンとしての神経を疑う。やってることの質は旦那が帰ってくるかもしれない自分の家に浮気相手を連れ込んだ某元アイドルと同じじゃないか。*2目の前で浮気を匂わせられたらアイドルだって不快だろう。それはさすがに控えよう。

*1:認識したジャニーズを見つけた数の、ファンになったジャニーズが捕まえた数のカウントとしています

*2:私は彼女の元ファンなので正直例示したくなかった

あこがれのジャニーズマスターになりたいな

中間淳太さんのなにわぶ誌がまた物議を醸し出しているようで。

もともと彼はジュニアの頃から「浮気者は素焼き」と言っていたので、「まあそんなところか」と思った程度です。しかし、その浮気を否定しているような言い方が、その分の現場で会える機会のなさにも関わらずの発言が、そして千差万別のファンのあり方を否定したその姿が一部の過敏なファンには刺さるのかなあ、などと考えた次第。

 

以前の似たような発言があり、それに対する私の考えたことはこうだった。

浮気相手が二次元でもそれは浮気の対象になるのか

ジャニヲタだからと言って何もジャニーズ一筋、ジャニーズしか興味がありません。という人はそこまで多く無いと思う。俳優を好きな人もいるし、疑問の通りアニメを好きな人もいる。私も数多くのジャニーズグループも好きだが、アニメも好きな部類の人間である。ついでに言うとボカロも好きだ。

しかし、それが浮気だと言われると私はわからなくなる。確かにあるグループのライブないしはグッズ物販へ行くときに一目見て他のグループを好きだとわかるようなグッズを持っていかないし、それをしている人を見て眉をひそめているような人間である。

しかし、アニメに関しては全く気にしていない。二次元でもアイドルに近い部類のもの(代表でいうとうたのプリンスさまとか)に関するもの、ラバーストラップの類ならともかく、私の場合は主な二次元の対象はポケモンである。恋愛対象ではなく、手持ちパーティを「連れている」感覚である。それを果たして浮気だというのか。*1

 

そこまで考えて私の中で浮気に関して一つの、現時点の答えが見つかった。

私はジャニーズで手持ちを作っている。

それがポケモンファンにして、元過激J-FRIENDS派のアンチジャニーズなジャニヲタが、ある時吹っ切れて以来他のジャニーズに興味を持ち続ける現時点での結論である。

現在私が好きなジャニーズのグループは6組。KinKi Kids関ジャニ∞、NEWS、Kis-My-Ft2A.B.C-Z、そしてジャニーズWESTである。その中でも自担は堂本光一大倉忠義、千賀健永、橋本良亮、藤井流星の5人だ。NEWSは4年前から暫定不明*2としてる。顔ぶれからして多くの人から顔ファンなどと揶揄されるのだろうか、いや、世間で舞祭組と言われてる千賀さんがいるからないのかな、などと脱線はここまでにしよう。

彼ら自担には共通点があり、それが「ルックスと人柄がタイプで仕事には真面目、しかし天然」である。好みの顔と性格とグループにおけるキャラを厳選した結果、軒並み天然であることがわかってギャップ萌えを感じ続けている感じだ。大倉さんは少し違うかもしれないが。

 

 ここで私がふと気になったのはポケモンで好きになる系統の偏りである。実は好きになったポケモンのほとんどが特防の種族値が高いポケモンである。

ポケモンごとに強くなる度合いが違い、それを数値化したのが種族値である。これはポケモン廃人の言う三値を知らなくても、攻略本のポケモン図鑑(各ポケモンのデータブック)にも能力の伸びやすさとしておおよそ書かれているので、ポケモンをやっている人なら大体はわかるかもしれない。特防が高いポケモンは、それだけかみなりとか、ハイドロポンプとか、はかいこうせんなどの特殊技に耐えうる、*3ということだ。

そんなポケモン図鑑を眺めて気づいたのが、好きなポケモンの多くが特防が高い、ということだった。一目惚れしたポケモンを伝説のポケモンの中で限定してあげても、ファイヤー、スイクンラティアスユクシークレセリアビリジオン、とファイヤーを除けばポケモン好きなら嫌でも察してしまうラインアップ。

これだけだとわかりにくいので、実際に種族値ランキングを元に調べてみた。(メガ進化込み)

今回の記事の参考サイトは以下の各該当ページ

ポケモン徹底攻略 | オメガルビー・アルファサファイアもお任せ!

ポケモンの性格と能力補正 - ポケモン王国

 

まず、以下が私がほぼ一目惚れで好きになったポケモン

で、特防種族値ランキングを、ボーダーラインを100位(エンペルト、101)として見て、それ以上のポケモンを順位順に並べた。すると以下の結果になった。なお種族名と特防ランキングの順位の間の数値が各ポケモン種族値である。

  1. ゲンシカイオーガ 160 3位
  2. ルギア、フラージェス 154 5位タイ
  3. メガラティアス 150 8位タイ
  4. カイオーガ 140 15位タイ
  5. メガサーナイト 135 18位タイ
  6. ラティアスユクシークレセリア 130 22位タイ
  7. ビリジオン 129 31位
  8. レシラム 120 37位タイ
  9. スイクンサーナイト 115 52位タイ
  10. チルタリスメガチルタリス 105 82位タイ

ラインアップ20種中11種、半数以上が特防が高めという結果になった。ボーダーライン以下とはいえミュウ、セレビィジラーチシェイミビクティニ種族値100で101位タイだし*4ゼルネアスが98で130位タイ、エーフィが95で136位タイ、ファイヤーが85で213位タイと決して低くなく、完全に特防が高めでないのは20体中アブソルのみであった(通常メガ共に60とだいぶ低め)。余談だが今回100位ボーダーとしたエンペルトシンオウの旅のパートナーだったりする。

一目惚れだけでこれだけ特防の高いポケモンを好きになってると思うとちょっと気持ち悪い。

またポケモンは性格によってポケモンの各個体の能力の上がり方も変わる。その性格による個体値*5の能力補正から見ると特防の上がりやすい性格は

  • おだやか(攻撃下降補正)
  • おとなしい(防御下降)
  • しんちょう(特攻下降)
  • なまいき(すばやさ下降)

である。

ちなみにがんばりや、きまぐれ、すなお、てれや、まじめは補正がかからない。

そして、特防が最も高い能力と表している個性で見るとこんな感じ。

  • きがつよい。
  • ちょっぴりみえっぱり。
  • まけんきがつよい。
  • まけずぎらい。
  • ちょっぴりごうじょう。

先に述べた5人の自担っぽい性格な気がする。というかこうやってみると大倉さんを好きな理由が納得な気がした。

 

私は、なんとなく好きという時代も含めると15年ジャニーズを好きでいる。しかしポケモンはそれより長く今年で17年目くらいになる。また、ジャニーズのように情熱の注ぎ方に波があるわけではなくずっと飽きずにポケモンが好きだ。だとすれば年がいくにつれて「好き」のスタンスがポケモンベースになっていてもなんら不思議ではない。

私の好きはポケモントレーナーとしてポケモンが好きなのと同じ。さすがにこう言うと各方面から怒られそうだが、実際そんなもんだから仕方がないとしか言いようがない。

 

もし私が新しく好きになった、つまり浮気したジャニーズが調べた結果上記の結果のような人で勝手にうなだれていたら、笑って、「新しいパーティ候補が見つかったんだな」とでも思ってほしい。

*1:ボカロでもキャラや曲そのものより、曲の世界観のタイプなものを選んでいる感じだ

*2:4年前にNEWSに起きた出来事から察してください

*3:昔の物理・特殊判定はタイプ判断だったがダイヤモンド・パール以降から各技による判定になったので、はかいこうせんも現在は特殊技に含まれる

*4:ただしこの子達は各能力値オール100

*5:ポケモン各個体の能力の上がりやすさを示す隠し数値

歪んでたスイクンへの愛が新たな局面を迎えた。

スイクンが欲しい。

 

そう思い始めたことの発端は、アルファサファイアの周回プレイを始めたことにある。

私は複数のポケモンのゲームデータを持っている場合、だいたいこのプレイに走る。これまで育ててきた、捕まえてきたポケモンを一方のデータにほぼ寄せて、ほぼ空になったバージョンを最初からやり直して再プレイをすることを楽しんでいる。今回のXY、オメガルビーアルファサファイア、通称第6世代ではポケバンクの利用も可能なので、それを駆使すれば3DS一台でもほとんどのポケモンをリセットから救うことができる。通信交換の手間も省けるので私のような周回プレイを楽しむ派には非常に優しい仕様になっている(それでも預けられないという理由でレベル62だかのおきがえピカチュウを犠牲にしているが)。

で、この周回プレイだが、当然前回と同じパーティで行ってはつまらない。というわけで、今回はミズゴロウ主体の水縛りパーティで行こうと考えた。フーパの加入でエスパーや悪混じりの軽い縛りになったが。

やがて私はカイオーガとのバトルを終え、ホウエン地方に出ない伝説のポケモンを捕まえる段階を迎え、すぐさまルギアを捕まえスイクンを捕まえに行った。丁度(基本)水縛りプレイだったとはいえ、すぐに捕まえに行くくらいに私はスイクンが大好きなのだ。なお捕まえるスイクンの名前は「リリィ」で固定している。この名前は幼い頃から妹として可愛がっているスイクンドールの名前に由来している。妹のように扱ったのも当時5歳にしてスイクンの魅力に惹かれたからである。

しかし最初のプレイでゲットしていた「リリィ」はリセットを繰り返して出した個体値ほぼ6Vという優秀個体だった。バトルの型もテンプレートなものしか思いつかないので、型も名前も被るのはキツイと感じていた。ラティアスは前回の個体と差別化している分余計に強く感じた。

 

さて、この段階で悩んでいた頃、私にある情報が舞い込んだ。

「レート使用ポケモンとして過去作出身の個体の解禁」

である。

レート、すなわちレーティングバトルでは、現在ポケムーバーで過去のバージョンから連れてきたポケモンを使用できない。それが次のシーズンで解禁されるというのだ。

私はきまぐれにレーティングバトルをするため、大して気にはならなかった。しかし、いわゆる廃人の皆様には大問題である。戦術や使用ポケモンも変わってしまうからだ。発表後多くの賛否両論がネットにあふれた。twitterでは多くの関連ワードがトレンドにあがった。

 

そんな中私が気になったのは「零度スイクン」である。これは、5年前の映画の前売り券で配布された「めずらしいわざを持った色違いのスイクン」のことだ。そのうちの一つが一撃必殺攻撃の「ぜったいれいど」なので零度スイクンと呼ばれている。これもレーティングバトルでは使用不可だったがもうすぐ解禁される。

スイクンはただでさえ伝説のポケモンで強い上に防御と特防が高い耐久型のポケモンである。低めの攻撃、特攻がネックだがそれを、命中率が低いといえど一撃必殺攻撃で補われるのだから当然脅威である。一時期twitterのトレンドに上がるくらいに多くの廃人が慄いた存在。スイクン好きの私の目にも止まった。

 

しかし、私は零度スイクンを持っていない。当時前売り券の持ち主だった本当の私の妹がライコウエンテイに引き換えたためである。当時は色違いも対戦もこだわっていなかったし、リーフグリーンで自分のスイクンを捕まえていたので大して気にしていなかった(当時徘徊スイクンが確定で逆4Vという悲惨な個体になると知らなかった)ので、手に入れていなかったことをここで初めて後悔した。ならば、なんちゃって零度スイクンを作り、対戦相手を警戒させよう、と考えた。

そこで冒頭の言葉に戻るわけだ。(前置き長かった…)

 

正直色違いのために個体を厳選するのは初めてである。なおかつその初めてが伝説のポケモンだ。しかも全国図鑑を完成させていないので、色違いと出会いやすくなるひかるおまもりも持っていない。当然リセット回数は1000は超えるだろうと思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

厳選開始二日目に出た。

f:id:M_A-5_2_4:20150912212851j:plain

f:id:M_A-5_2_4:20150912213159j:plain

二日目といっても初日は五分もしていなかったのでほぼ一日で終了した。

個体値はただの3Vだったが極端に低い値もないのでそのまま採用した。

 

リセット回数は数えていなかったので正確な数値はわからないが、通算でも100回行ったかいっていないかくらいな感じだった。twitterでは開始1時間足らず、と書いたが、つづくライコウでのリセット回数が30分間で50を超えており、体感でそれくらいだったのでおそらくそれくらいで出している。ちなみに色違いライコウはまだ拝めていない。

 

愛情の勝利か、ともかく私は割とあっさりと色違いのスイクンを手に入れた。「イク」と名付けた。リリィ以外の名前をスイクンにつけたのはクリスタルでの初ゲット以来である(リリィへの改名前スイチャンと名付けてた)。ネーミングが何気に幻想水滸伝IIIの108星縛りなのは偶然である(確かにリリィは2の頃の彼女由来だが)

 

しかし、私の愛情は暴走して今やライコウエンテイをも色違いで統一しようとし、さらには色スイクンのぬいぐるみまで欲しがる始末。くじの景品はプレミア物でオークションの価格も高騰しまくっているのでそのうち手作りするかもしれない。

……確実に長期シリーズ化するなこれ。

流れ星の誕生日に、彼に恋に落ちた日の事を考える。

本格的にジャニヲタになった時、わたしは小6だった。

ジャニーズから茶の間からすら離れ初めて三年が過ぎた頃、ファンタスティポビロードの闇をみて再びジャニーズを好きになることは自分でも想像してた。

しかし、本格的にジャニヲタになることも、茶の間ながらJフレ過激派だったわたしが他のグループに思いを馳せるようになるなど、考えもしなかった事だ。

特に今日、わたしとの三週間足らずの同い年期間を終え、今年の誕生日を迎えた彼など、あるきっかけが舞い込むまで一切視界に入って来た記憶がない。名前と存在こそ以前からうっすら知っていた程度で、それ以外のデータは前述のあるきっかけ以前は全くわたしの中には存在していなかった。しかし、わたしが今一番想いを馳せるジャニーズは間違いなく彼だ。

 

そもそも小6からわたし自身が、意図的に彼を意識の外に追いやっていた気がする。

当時、エイターの門にようやくたどり着いたくらいのひよっこエイターだったわたしは、関ジャニ∞のことを知る延長線上でしか関西ジャニーズJr.を知ろうとしなかった。後に本格的にファンになっているA.B.C-Z(当時A.B.C.)やKis-My-Ft2は積極的に知ろうとしていたにもかかわらず。KinKi Kidsを好きなあまり、関ジャニ∞を嫌っていた2年間と、本質は変わっていなかったのだろう。結局この頃も、関ジャニ∞が好きだから後輩の関西ジャニーズJr.があまり年が離れると興味が湧かない、嫌いという感情が出ていたのだ。

 

話がそれた。

簡単に言うと、この当時認識していた関西ジャニーズJr.はB.A.Dと当時のBOYS、そして神山智洋くんや藤原丈一郎くん、ムエタイ向井ブラザーズなどの一部のチビJr.のみだった。ムエタイ向井ブラザーズと同期の彼の事は、最初に彼が所属したグループTOP kidsのことを知っても尚、しばらく知らないままだった。初めてTOP kidsを知ったタイミングがたまたま彼がまだメンバーではない頃だったのが大きい。しかしメンバーになり、なおかつほんじゃに!にて自己紹介までしていたのを完全にスルーしていたのはさすがに罪深い。

 

やがてドラマ版バッテリーをきっかけにTOP kidsから中山優馬くんが突出し始めた。

それをきっかけにわたしは彼が嫌いになった。頭の固いエイター、しかもB.A.DやBOYSよりのエイターだったのが恥ずかしい事に彼への苦手意識を加速させた。

後々重要なので同時に言うと、小5あたりから緩やかにアンチEXILEになっていたわたしがピークでEXILEを嫌っていたのも確かこの頃である。

さらに悪い事にわたしは優馬さんを嫌うあまり、再編成されたばかりのHey! Say! 7WESTまでも嫌いになってしまう。それでも神ちゃんがメンバーにいる事、全く年下に見えないことから興味を示した小瀧望くんのことを知る事で次第に嫌いが緩和された。優馬さんが次第に独立していった事も、皮肉にも優馬さんやグループに対する苦手意識を緩和していった。

 

そしてようやく、このころに本日の主役、藤井流星氏を認識した。(前振り長い)

 

しかし、ほんじゃにを観ていたのにスルーする、グループを嫌いになって完全に視界から外すなどわたしのこれまでの流星さんへの対応はひどかった。今思い出しながら打ち込んでいて過去の自分を張り倒したくなるレベルのひどさ。この経緯からそれでも全く興味が湧かなかった。

そう、2012年の夏までは。

 

その年の夏クールのドラマの一つ、「スプラウト」。これにA.B.C-Zから橋本良亮くんが出演した。原作も終盤だけなら一時期「ほんまに関ジャニ∞!!」目的で買っていた少女誌で知っていた。ジャニドラマの例に漏れずローカル放送に阻まれて必要以上に情報を漁った。

 

そのネットサーフィンでわたしはジャニーズJr.の兄を持つ藤井萩花ちゃんを知ったのだ。(運命の出会い)

 

彼女に俄然興味が湧いたわたしは彼女に関する事をいろいろ調べた。それでようやくわたしの中で流星さんの存在が大きなものになった。

しかし当時のわたしは「兄弟きっかけで好きになるなんて本人たちに失礼」と踏みとどまろうとした。興味の湧く直前にかつて苦手だった7WESTが6人から4人になり、好きになるタイミングとして最悪と思ったのもある。以前まで萩花ちゃんの所属グループの根源とも言えるEXILEを嫌いだったことからの罪悪感もあった。(それでも彼女を知る頃にはもう嫌いではなかったが)

思いとどまろうとしたのに、末っ子の夏恋ちゃんがグループでMyojoのレギュラーだったのに気づいたり、萩花ちゃんがつづいて「THE QUIZ」(これも原作読んでた)に出演したり、E-girlsがスポットライトを浴びだしたりして、正直ブービートラップをかけられた気になった。

その後、三宮駅で迷子の呼び出しをされた疑惑が立ち、それをきっかけにわたしは彼の魅力にまんまと落ちるのであった。思いとどまり、罠にかかってもなんとか持ちこたえていたわたし、どこへいった。

 

そんなこんなで興味ゼロの期間を長年過ごした末にいまや最も好きなジャニーズの一人になっている流星さん。なにかと流星さんと接点の多い大倉忠義さんや千賀健永さん、さらには母の影響で好きになった堂本光一さんですら一目惚れに近い落ち方だった事を考えるとこれまでとは全く異なる落ち方に、今でも戸惑う。それでも今好きならあまり気にしてはいけない事のような気もする。

今年もまた一つ年を重ねた流星さん。ささやかな約2週間ちょっとの同い年期間が終わった寂しさを思いながら自担を想う経験も年上好きのわたしにとって初めての事である。初めてコンサートで、それもかなりの至近距離で顔を合わせた自担も彼だ。

デビュー関連でいろいろ思わざるを得なくなったのも、何かと本気でいらつく事も、流星さんを好きになって初めて経験した。

基本茶の間だったとはいえ、初めてジャニーズに心惹かれて15年。まだまだ知らない感情や経験も出来るのだなあと新鮮な気持ちでファンをしている。

だけど従来通り、きっと流星さん以上に好きになる人は本気で嫌いと思う人だろう。そんな人物が現れるまでは当分流星担主流で楽しめそうだ。

 

これからもっともっと、わたしに新しい経験をさせて下さいね。

お誕生日おめでとうございます。

 

(8/19追記) 上記を当日に書き上げたあとに自宅のインターネットを止められあげ損ねてました。(何の報告)

ジャニーズと吹奏楽

ついにはてなブログを始めてしまった。

 

フォローしているジャニヲタさんのリツイートから、あるいは自分で情報求めてツイート検索かけた結果から半分定期的にその存在を確認していたこのブログサイト。

その記事を書いているジャニヲタさんたちの文才たるや!どの記事も、興味深かったり、クスッと笑えたりで読んでいて楽しかったです…が。

まさかわたしもこの場で何らかの想いを綴りたくなるとは…気分は徒然草前文の兼好法師です。わたしの語る内容に深みなどないですが。

 

という訳ではてブロ始めた心境はさておき、本題へ。

 

そもそもこの記事を書くきっかけになったのが、ジャニーズWEST初の持ち番組(冠番組の言葉の定義からここで使うのは違うと感じたので、分かりにくいですがこう表現します)、ドヨルの妄想族をみたことです。お題で出された写真から各メンバーが妄想ストーリーを発展させ、メンバー同士でその出来を競う番組ですが、第2回の放送でメンバーの小瀧望くんが「ガングロギャルがトランペットをみて号泣」という写真から吹奏楽部妄想を繰り広げていました。それがわたしの元吹奏楽部員心を揺さぶりました。(大げさ)

それをきっかけにtwitterにて検索をすると、元吹奏楽部員によるツッコミ、もとい指摘がちらほら見受けられて、「ジャニヲタさんって吹奏楽経験者がけっこういるな」と勝手に感動していました。

まあジャニーズも音楽に根ざした活動が中心、とわたしは勝手に思っているので、ファンが演奏者になったり、その曲を吹奏楽でした事でファンになったりもよくあるのだろうな、とぼんやり考えていました。実際にわたしの吹奏楽現役時代はコンクール用の曲を除くとレパートリーの三分の一くらいが嵐だったことがあってか、何人か嵐に目覚めていますし、わたしの吹奏楽部への入部を決めたきっかけが、小学生時代に市の音楽祭で抱いてセニョリータを聴いた事でした。

 

さてジャニーズ楽曲をはじめ、多くのJ-POPの吹奏楽部ですが、これはミュージックエイトかWinds Scoreがやはり大手なのでしょうか。

私が吹奏楽部員だった頃はミュージックエイトが主流の印象ですが、ここ一年以内の楽曲はWinds Scoreが強い気がします。あくまで私個人の感想です。

ちなみにミュージックエイトで吹奏楽用に編曲された曲のクオリティは編曲者によって雲泥の差です。曲によって簡略化が雑です。嵐のtruthとか、どうしてそうなった感がひどすぎて初めて楽譜を見た時からずっと解せぬ案件。

 

またジャニーズの楽曲でもたまに原曲自体がブラスアレンジになっている事があります。

関ジャニ∞は急☆上☆show!!始め多い印象です。吹奏楽現役時代最大の心残りが急☆上☆show!!が吹けなかった事くらいにはこの曲の元々のブラスアレンジは好きです。KinKiもそれなりに多い気がします。

知っている曲に偏りがあるので他のジャニーズ楽曲で「この曲もブラスアレンジだよ!」と詳しい方誰か教えて下さい。

 

吹奏楽でジャニーズを理解し、ジャニーズから吹奏楽を知るのも、ファンの形の一つなのかもしれません。演奏者として楽曲に触れるのと聴き手として楽曲に触れるのとでは感覚も理解の方法も違うと思います。しかし、どちらにせよその楽曲を好きになるでしょう。というかレパートリーにする曲を好きになれなきゃ上達はしないです。原曲やデモ演奏を聴き込むなり練習するなりなどは、その楽曲が好きでないとかなり苦痛を伴うからです。わたしの場合、現役当時かなり過激なアンチEXILEだったのでEXILEメドレーの練習がものすごく苦痛でろくに上達しなかった経験があります。

もちろんジャニーズの部分には吹奏楽の楽譜があるならどんな歌手の名前も入ると思いますし、吹奏楽の部分が軽音楽だったり合唱だったりもします。ともかくアマチュアながらも演奏者として、表現者としてジャニーズの楽曲に触れるのもジャニヲタとしてよい経験のひとつだとわたしは思います。

 

余談ですが小瀧くんの妄想ですが、上記の通りほんとにツッコんでた人が結構いて、確認できた限りトランペットのマウスピースについてのツッコミが一番多かったです…

トロンボーンパートのわたしとしては、サイズが明らかにトロンボーンユーフォニアム用のマウスピースなのに平然とトランペットの管にささっているっぽいのがツッコミポイントどころかホラーでした。あんなサイズのペットのマウスピースとかあるの…ペットの管にさせるほど細い管のボーンやユーフォのマウスピースあるの…と一緒に検証してくれた元ユーフォパートの現役トランペッターな友達と話していました。