浮気を浮気と思うのかが問題
淳太くんの物議を醸したなにわぶ誌について話すつもりがなんか脱線した前回記事。
今見てもひどい。両方の界隈の人からフルボッコにされそう。
今回は前回よりかはそれについて思ったことを書こうと思ってる。前回の記事にも対応して書くのでまた脱線しそうだが。
何をもって浮気とするのか
さて、私は今回、あるいは前回の淳太くんのなにわぶ誌の騒動で思ったことがある。それが見出しの言葉である。浮気といってもここでの浮気は当然あるタレントのファンが別のタレントを好きでいる状態のことである。
前回も色々と見たが、今回も淳太くんのなにわぶ誌に対して意見しているツイートやブログをちらほらと見た。やはり、その多くが眉をひそめていた。浮気に関して好きなアイドルにどうこう言われるのはおそらく彼女たちにとって不本意なのだろう。
しかし、私は大して気にならなかった。前回の自分なりの考察だって、私よりはるかに精神的に大人な他のファンの方々が眉をひそめているのを受けて、初めて考えたものである。私の読んですぐの感想は、「淳太くん相変わらず浮気が嫌いだなあ、また言ってる笑」だった。だから、それで不快に感じた方々の気持ちがイマイチわからない。
ここで、そもそも浮気とはどういう意味なのか、一度調べてみた。
うわ‐き〔うは‐〕【浮気/上気】
[名・形動](スル)
1 一つのことに集中できず心が変わりやすいこと。また、そのさま。移り気。「―な性分で何にでも手を出す」
2 異性に心をひかれやすいこと。また、そのさま。多情。「―な人」
3 配偶者・婚約者などがありながら、他の異性に気がひかれ、関係をもつこと。「旅先で―する」
4 心が浮ついて、思慮に欠けること。また、そのさま。
「分別―になられ、備へことごとく違 (たが) ひ候」〈甲陽軍鑑・二七〉
5 浮かれて陽気になるさま。また、そうなりやすい気質。
「(芝居ナドニ)一切の嫁子―になりて」〈浮・一代女・四〉
類語 多情(たじょう) 移り気(うつりぎ) 気まぐれ(きまぐれ) ⇒ 類語辞書で詳しい使い方を調べる
関連語 むら気(むらき) むら 飽き性(あきしょう) 気移り(きうつり) お天気(おてんき)
うわきがらす【浮気烏】
「浮かれ烏」に同じ。
「―とはやされて、月夜も闇もこの里へ」〈浄・女腹切〉
うわきもの【浮気者】
浮気な人。心の移りやすい人。多情な人。
出典:デジタル大辞泉
出典 うわき【浮気/上気】の意味 - 国語辞書 - goo辞書
ついでに類義語も調べてみた。
た‐じょう〔‐ジヤウ〕【多情】
[名・形動]
1 情が深くて、感じやすいこと。また、そのさま。「―な青年期」「―多感」
2 異性に対する心が移りやすいこと。また、そのさま。移り気。「―な人」
類語 多感(たかん) ⇒ 類語辞書で詳しい使い方を調べる
たじょうたかん【多情多感】
[形動][文][ナリ]感情が豊かで感受性の鋭いさま。「―な少年時代」
たじょうたこん【多情多恨】
[名・形動]感じやすいために、うらんだり悔やんだりする気持ちの多いこと。また、そのさま。
「芸術家は本来―だから」〈漱石・吾輩は猫である〉
[補説]書名別項。→多情多恨
たじょうぶっしん【多情仏心】
感じやすく移り気であるが、人情にあつい性質。
[補説]書名別項。→多情仏心
出典:デジタル大辞泉
うつり‐ぎ【移り気】
[名・形動]《古くは「うつりき」とも》
1 興味の対象をたやすく別のものに向けること。また、そういう性質。浮気。「―な薄情者」
2 ふとしたはずみで起こる感情。特に異性にひかれる思い。出来心。
「みなこれ男を思ふより、その時々の―にて」〈人・梅児誉美・三〉
類語 多情(たじょう) 浮気(うわき) 気まぐれ(きまぐれ) ⇒ 類語辞書で詳しい使い方を調べる
関連語 むら気(むらき) むら 飽き性(あきしょう) 気移り(きうつり) お天気(おてんき)
⇒ うつり【移り/遷り】の全ての意味を見る
出典:デジタル大辞泉
き‐まぐれ【気▽紛れ】
[名・形動]
1 気が変わりやすいこと。その時々の思いつきや気分で行動すること。また、そのさま。「―な性格」「―に習い事を始める」
2 物事の変わりやすいこと。また、そのさま。「―な秋の空」
類語 多情(たじょう) 浮気(うわき) 移り気(うつりぎ) ⇒ 類語辞書で詳しい使い方を調べる
関連語 むら気(むらき) むら 飽き性(あきしょう) 気移り(きうつり) お天気(おてんき)
きまぐれてんき【気紛れ天気】
晴雨の定まらない変わりやすい天気。
出典:デジタル大辞泉
これを見て納得した。確かに私のこのたくさん自担がいる状態もれっきとした浮気だ。しかし淳太くんが言ったり、ファンの人たちが気にしている浮気はここでいう3番の意味なのに対して、私の浮気は1番の意味がしっくりきた。多情とも言い換えられるだろう。これが私と他のファンとの感覚の差だったのか。
しかし、それたけでもやはり初見で全く不快に思わないのは幾ら何でも鈍感すぎる。「私の浮気は淳太くんの言う浮気とは違うし!あれもこれも好きになる方の意味だし!ポケモン図鑑ならぬジャニーズ図鑑を埋めているだけだし!*1」ってなってもいいような気がする。
そういえば、つい最近まで週刊少年ジャンプで「レディ・ジャスティス」という漫画が連載されていた。その主人公は凄まじいパワーや鋼の肉体などを持った超人少女なのだが、彼女の能力の中に「悪意を発している人がわかる右目」がある。話の途中で主人公は自分と全く同じ能力を持った悪人と対峙するもその男から全く悪意を感じ取ることができなかった。そこでわかったのが「悪意が全くない主人公と悪意を悪意と思わない100%の悪意を持つ男には悪意がない」ということだった。
要するに私は浮気を浮気だと思わないくらいに浮気をしているのだ。元々ポケモンで複数の種類のポケモンを好きになることに慣れている私は、アイドルもまた複数好きであることが当たり前だったのだ。だからこそKinKi以外ファンにならずともJ-FRIENDS全員が今でも好きだし、グループ全員をファンとして好きになる現象も当たり前だった。掛け持つのに罪悪感ない以上浮気とは言い難いのだから浮気と言われても対岸の火事だし。だから、淳太くんのなにわぶ誌だけでは、好きなアイドル側から文句を言われただけでは自分のことだと思わなかった。
しかし、同じファンの意見を見てもそうはならなかった。私と「同じように浮気している」とこれまで感じていた人から抗議の声が上がった。その上抗議の声は所謂一途なファンからも飛んだ。ここでようやく私も違和感を感じたのだ。ただし、浮気を認めない淳太くんとそれに猛反発する一部のファンの両方に。だから、私の浮気がなんなのか考えるなんてことに至ったのだ。浮気は悪いことだなんてきっとほとんどの人が思ってるだろう。私だって思う。しかし犯罪性があるのは3の意味についてで、そのほかの意味では人間性が疑われても罪には問われにくい気がする。そんな感覚でいる私にはどっちの感覚も考えつかなかった。我ながらクズな発想。
きっと淳太くんがどれだけ嫌味を言おうとも淳太くんが顔をしかめる浮気者にはその言葉は届いていないし、罪悪感を持つからこそ苦しむ浮気者もどきのファンが間違えて苦しんでいると思う。その他の、私のような本物の浮気者は浮気を浮気だと思わないほど移り気だということに気づかなければ、浮気とか掛け持ちとか議論しても平行線だろう。そんな連中を放っておくべきという意見そのものは同じかもしれないが、私の意見では「言っても本物には届かないしほとんどがすぐ飽きるから放っておけ。浮気と言われ苦しむ人のがファンとしては誠実だからあまりその人たちをむやみに傷つけるなよ」という感じだ。とはいえ私自身は浮気者のくせに一度好きになったら飽きるまでが長いから、そこは少し申し訳ない。
ただ、私なりの浮気者としての流儀がある。その一つが「コンサートなどの現場に別グループのグッズを持ち込まない」である。さすがにジャニーズWESTのコンサートに関ジャニ∞のトートバッグや団扇を持ち込んでいる人を見ると、どっちも好きな私でもその人のファンとしての神経を疑う。やってることの質は旦那が帰ってくるかもしれない自分の家に浮気相手を連れ込んだ某元アイドルと同じじゃないか。*2目の前で浮気を匂わせられたらアイドルだって不快だろう。それはさすがに控えよう。
あこがれのジャニーズマスターになりたいな
中間淳太さんのなにわぶ誌がまた物議を醸し出しているようで。
もともと彼はジュニアの頃から「浮気者は素焼き」と言っていたので、「まあそんなところか」と思った程度です。しかし、その浮気を否定しているような言い方が、その分の現場で会える機会のなさにも関わらずの発言が、そして千差万別のファンのあり方を否定したその姿が一部の過敏なファンには刺さるのかなあ、などと考えた次第。
以前の似たような発言があり、それに対する私の考えたことはこうだった。
浮気相手が二次元でもそれは浮気の対象になるのか
ジャニヲタだからと言って何もジャニーズ一筋、ジャニーズしか興味がありません。という人はそこまで多く無いと思う。俳優を好きな人もいるし、疑問の通りアニメを好きな人もいる。私も数多くのジャニーズグループも好きだが、アニメも好きな部類の人間である。ついでに言うとボカロも好きだ。
しかし、それが浮気だと言われると私はわからなくなる。確かにあるグループのライブないしはグッズ物販へ行くときに一目見て他のグループを好きだとわかるようなグッズを持っていかないし、それをしている人を見て眉をひそめているような人間である。
しかし、アニメに関しては全く気にしていない。二次元でもアイドルに近い部類のもの(代表でいうとうたのプリンスさまとか)に関するもの、ラバーストラップの類ならともかく、私の場合は主な二次元の対象はポケモンである。恋愛対象ではなく、手持ちパーティを「連れている」感覚である。それを果たして浮気だというのか。*1
そこまで考えて私の中で浮気に関して一つの、現時点の答えが見つかった。
私はジャニーズで手持ちを作っている。
それがポケモンファンにして、元過激J-FRIENDS派のアンチジャニーズなジャニヲタが、ある時吹っ切れて以来他のジャニーズに興味を持ち続ける現時点での結論である。
現在私が好きなジャニーズのグループは6組。KinKi Kids、関ジャニ∞、NEWS、Kis-My-Ft2、A.B.C-Z、そしてジャニーズWESTである。その中でも自担は堂本光一、大倉忠義、千賀健永、橋本良亮、藤井流星の5人だ。NEWSは4年前から暫定不明*2としてる。顔ぶれからして多くの人から顔ファンなどと揶揄されるのだろうか、いや、世間で舞祭組と言われてる千賀さんがいるからないのかな、などと脱線はここまでにしよう。
彼ら自担には共通点があり、それが「ルックスと人柄がタイプで仕事には真面目、しかし天然」である。好みの顔と性格とグループにおけるキャラを厳選した結果、軒並み天然であることがわかってギャップ萌えを感じ続けている感じだ。大倉さんは少し違うかもしれないが。
ここで私がふと気になったのはポケモンで好きになる系統の偏りである。実は好きになったポケモンのほとんどが特防の種族値が高いポケモンである。
各ポケモンごとに強くなる度合いが違い、それを数値化したのが種族値である。これはポケモン廃人の言う三値を知らなくても、攻略本のポケモン図鑑(各ポケモンのデータブック)にも能力の伸びやすさとしておおよそ書かれているので、ポケモンをやっている人なら大体はわかるかもしれない。特防が高いポケモンは、それだけかみなりとか、ハイドロポンプとか、はかいこうせんなどの特殊技に耐えうる、*3ということだ。
そんなポケモン図鑑を眺めて気づいたのが、好きなポケモンの多くが特防が高い、ということだった。一目惚れしたポケモンを伝説のポケモンの中で限定してあげても、ファイヤー、スイクン、ラティアス、ユクシー、クレセリア、ビリジオン、とファイヤーを除けばポケモン好きなら嫌でも察してしまうラインアップ。
これだけだとわかりにくいので、実際に種族値ランキングを元に調べてみた。(メガ進化込み)
今回の記事の参考サイトは以下の各該当ページ
ポケモン徹底攻略 | オメガルビー・アルファサファイアもお任せ!
まず、以下が私がほぼ一目惚れで好きになったポケモン。
- ファイヤー
- ミュウ
- エーフィ
- スイクン
- ルギア
- セレビィ
- サーナイト
- チルタリス
- アブソル
- ラティアス
- カイオーガ
- ジラーチ
- ユクシー
- クレセリア
- シェイミ
- ビクティニ
- ビリジオン
- レシラム
- フラージェス
- ゼルネアス
で、特防種族値ランキングを、ボーダーラインを100位(エンペルト、101)として見て、それ以上のポケモンを順位順に並べた。すると以下の結果になった。なお種族名と特防ランキングの順位の間の数値が各ポケモンの種族値である。
- ゲンシカイオーガ 160 3位
- ルギア、フラージェス 154 5位タイ
- メガラティアス 150 8位タイ
- カイオーガ 140 15位タイ
- メガサーナイト 135 18位タイ
- ラティアス、ユクシー、クレセリア 130 22位タイ
- ビリジオン 129 31位
- レシラム 120 37位タイ
- スイクン、サーナイト 115 52位タイ
- チルタリス、メガチルタリス 105 82位タイ
ラインアップ20種中11種、半数以上が特防が高めという結果になった。ボーダーライン以下とはいえミュウ、セレビィ、ジラーチ、シェイミ、ビクティニは種族値100で101位タイだし*4、ゼルネアスが98で130位タイ、エーフィが95で136位タイ、ファイヤーが85で213位タイと決して低くなく、完全に特防が高めでないのは20体中アブソルのみであった(通常メガ共に60とだいぶ低め)。余談だが今回100位ボーダーとしたエンペルトはシンオウの旅のパートナーだったりする。
一目惚れだけでこれだけ特防の高いポケモンを好きになってると思うとちょっと気持ち悪い。
またポケモンは性格によってポケモンの各個体の能力の上がり方も変わる。その性格による個体値*5の能力補正から見ると特防の上がりやすい性格は
- おだやか(攻撃下降補正)
- おとなしい(防御下降)
- しんちょう(特攻下降)
- なまいき(すばやさ下降)
である。
ちなみにがんばりや、きまぐれ、すなお、てれや、まじめは補正がかからない。
そして、特防が最も高い能力と表している個性で見るとこんな感じ。
- きがつよい。
- ちょっぴりみえっぱり。
- まけんきがつよい。
- まけずぎらい。
- ちょっぴりごうじょう。
先に述べた5人の自担っぽい性格な気がする。というかこうやってみると大倉さんを好きな理由が納得な気がした。
私は、なんとなく好きという時代も含めると15年ジャニーズを好きでいる。しかしポケモンはそれより長く今年で17年目くらいになる。また、ジャニーズのように情熱の注ぎ方に波があるわけではなくずっと飽きずにポケモンが好きだ。だとすれば年がいくにつれて「好き」のスタンスがポケモンベースになっていてもなんら不思議ではない。
私の好きはポケモントレーナーとしてポケモンが好きなのと同じ。さすがにこう言うと各方面から怒られそうだが、実際そんなもんだから仕方がないとしか言いようがない。
もし私が新しく好きになった、つまり浮気したジャニーズが調べた結果上記の結果のような人で勝手にうなだれていたら、笑って、「新しいパーティ候補が見つかったんだな」とでも思ってほしい。
歪んでたスイクンへの愛が新たな局面を迎えた。
色スイクンが欲しい。
そう思い始めたことの発端は、アルファサファイアの周回プレイを始めたことにある。
私は複数のポケモンのゲームデータを持っている場合、だいたいこのプレイに走る。これまで育ててきた、捕まえてきたポケモンを一方のデータにほぼ寄せて、ほぼ空になったバージョンを最初からやり直して再プレイをすることを楽しんでいる。今回のXY、オメガルビーアルファサファイア、通称第6世代ではポケバンクの利用も可能なので、それを駆使すれば3DS一台でもほとんどのポケモンをリセットから救うことができる。通信交換の手間も省けるので私のような周回プレイを楽しむ派には非常に優しい仕様になっている(それでも預けられないという理由でレベル62だかのおきがえピカチュウを犠牲にしているが)。
で、この周回プレイだが、当然前回と同じパーティで行ってはつまらない。というわけで、今回はミズゴロウ主体の水縛りパーティで行こうと考えた。フーパの加入でエスパーや悪混じりの軽い縛りになったが。
やがて私はカイオーガとのバトルを終え、ホウエン地方に出ない伝説のポケモンを捕まえる段階を迎え、すぐさまルギアを捕まえスイクンを捕まえに行った。丁度(基本)水縛りプレイだったとはいえ、すぐに捕まえに行くくらいに私はスイクンが大好きなのだ。なお捕まえるスイクンの名前は「リリィ」で固定している。この名前は幼い頃から妹として可愛がっているスイクンドールの名前に由来している。妹のように扱ったのも当時5歳にしてスイクンの魅力に惹かれたからである。
しかし最初のプレイでゲットしていた「リリィ」はリセットを繰り返して出した個体値ほぼ6Vという優秀個体だった。バトルの型もテンプレートなものしか思いつかないので、型も名前も被るのはキツイと感じていた。ラティアスは前回の個体と差別化している分余計に強く感じた。
さて、この段階で悩んでいた頃、私にある情報が舞い込んだ。
「レート使用ポケモンとして過去作出身の個体の解禁」
である。
レート、すなわちレーティングバトルでは、現在ポケムーバーで過去のバージョンから連れてきたポケモンを使用できない。それが次のシーズンで解禁されるというのだ。
私はきまぐれにレーティングバトルをするため、大して気にはならなかった。しかし、いわゆる廃人の皆様には大問題である。戦術や使用ポケモンも変わってしまうからだ。発表後多くの賛否両論がネットにあふれた。twitterでは多くの関連ワードがトレンドにあがった。
そんな中私が気になったのは「零度スイクン」である。これは、5年前の映画の前売り券で配布された「めずらしいわざを持った色違いのスイクン」のことだ。そのうちの一つが一撃必殺攻撃の「ぜったいれいど」なので零度スイクンと呼ばれている。これもレーティングバトルでは使用不可だったがもうすぐ解禁される。
スイクンはただでさえ伝説のポケモンで強い上に防御と特防が高い耐久型のポケモンである。低めの攻撃、特攻がネックだがそれを、命中率が低いといえど一撃必殺攻撃で補われるのだから当然脅威である。一時期twitterのトレンドに上がるくらいに多くの廃人が慄いた存在。スイクン好きの私の目にも止まった。
しかし、私は零度スイクンを持っていない。当時前売り券の持ち主だった本当の私の妹がライコウとエンテイに引き換えたためである。当時は色違いも対戦もこだわっていなかったし、リーフグリーンで自分のスイクンを捕まえていたので大して気にしていなかった(当時徘徊スイクンが確定で逆4Vという悲惨な個体になると知らなかった)ので、手に入れていなかったことをここで初めて後悔した。ならば、なんちゃって零度スイクンを作り、対戦相手を警戒させよう、と考えた。
そこで冒頭の言葉に戻るわけだ。(前置き長かった…)
正直色違いのために個体を厳選するのは初めてである。なおかつその初めてが伝説のポケモンだ。しかも全国図鑑を完成させていないので、色違いと出会いやすくなるひかるおまもりも持っていない。当然リセット回数は1000は超えるだろうと思った。
厳選開始二日目に出た。
二日目といっても初日は五分もしていなかったのでほぼ一日で終了した。
個体値はただの3Vだったが極端に低い値もないのでそのまま採用した。
リセット回数は数えていなかったので正確な数値はわからないが、通算でも100回行ったかいっていないかくらいな感じだった。twitterでは開始1時間足らず、と書いたが、つづくライコウでのリセット回数が30分間で50を超えており、体感でそれくらいだったのでおそらくそれくらいで出している。ちなみに色違いライコウはまだ拝めていない。
愛情の勝利か、ともかく私は割とあっさりと色違いのスイクンを手に入れた。「イク」と名付けた。リリィ以外の名前をスイクンにつけたのはクリスタルでの初ゲット以来である(リリィへの改名前スイチャンと名付けてた)。ネーミングが何気に幻想水滸伝IIIの108星縛りなのは偶然である(確かにリリィは2の頃の彼女由来だが)
しかし、私の愛情は暴走して今やライコウ・エンテイをも色違いで統一しようとし、さらには色スイクンのぬいぐるみまで欲しがる始末。くじの景品はプレミア物でオークションの価格も高騰しまくっているのでそのうち手作りするかもしれない。
……確実に長期シリーズ化するなこれ。
流れ星の誕生日に、彼に恋に落ちた日の事を考える。
本格的にジャニヲタになった時、わたしは小6だった。
ジャニーズから茶の間からすら離れ初めて三年が過ぎた頃、ファンタスティポとビロードの闇をみて再びジャニーズを好きになることは自分でも想像してた。
しかし、本格的にジャニヲタになることも、茶の間ながらJフレ過激派だったわたしが他のグループに思いを馳せるようになるなど、考えもしなかった事だ。
特に今日、わたしとの三週間足らずの同い年期間を終え、今年の誕生日を迎えた彼など、あるきっかけが舞い込むまで一切視界に入って来た記憶がない。名前と存在こそ以前からうっすら知っていた程度で、それ以外のデータは前述のあるきっかけ以前は全くわたしの中には存在していなかった。しかし、わたしが今一番想いを馳せるジャニーズは間違いなく彼だ。
そもそも小6からわたし自身が、意図的に彼を意識の外に追いやっていた気がする。
当時、エイターの門にようやくたどり着いたくらいのひよっこエイターだったわたしは、関ジャニ∞のことを知る延長線上でしか関西ジャニーズJr.を知ろうとしなかった。後に本格的にファンになっているA.B.C-Z(当時A.B.C.)やKis-My-Ft2は積極的に知ろうとしていたにもかかわらず。KinKi Kidsを好きなあまり、関ジャニ∞を嫌っていた2年間と、本質は変わっていなかったのだろう。結局この頃も、関ジャニ∞が好きだから後輩の関西ジャニーズJr.があまり年が離れると興味が湧かない、嫌いという感情が出ていたのだ。
話がそれた。
簡単に言うと、この当時認識していた関西ジャニーズJr.はB.A.Dと当時のBOYS、そして神山智洋くんや藤原丈一郎くん、ムエタイ向井ブラザーズなどの一部のチビJr.のみだった。ムエタイ向井ブラザーズと同期の彼の事は、最初に彼が所属したグループTOP kidsのことを知っても尚、しばらく知らないままだった。初めてTOP kidsを知ったタイミングがたまたま彼がまだメンバーではない頃だったのが大きい。しかしメンバーになり、なおかつほんじゃに!にて自己紹介までしていたのを完全にスルーしていたのはさすがに罪深い。
やがてドラマ版バッテリーをきっかけにTOP kidsから中山優馬くんが突出し始めた。
それをきっかけにわたしは彼が嫌いになった。頭の固いエイター、しかもB.A.DやBOYSよりのエイターだったのが恥ずかしい事に彼への苦手意識を加速させた。
後々重要なので同時に言うと、小5あたりから緩やかにアンチEXILEになっていたわたしがピークでEXILEを嫌っていたのも確かこの頃である。
さらに悪い事にわたしは優馬さんを嫌うあまり、再編成されたばかりのHey! Say! 7WESTまでも嫌いになってしまう。それでも神ちゃんがメンバーにいる事、全く年下に見えないことから興味を示した小瀧望くんのことを知る事で次第に嫌いが緩和された。優馬さんが次第に独立していった事も、皮肉にも優馬さんやグループに対する苦手意識を緩和していった。
そしてようやく、このころに本日の主役、藤井流星氏を認識した。(前振り長い)
しかし、ほんじゃにを観ていたのにスルーする、グループを嫌いになって完全に視界から外すなどわたしのこれまでの流星さんへの対応はひどかった。今思い出しながら打ち込んでいて過去の自分を張り倒したくなるレベルのひどさ。この経緯からそれでも全く興味が湧かなかった。
そう、2012年の夏までは。
その年の夏クールのドラマの一つ、「スプラウト」。これにA.B.C-Zから橋本良亮くんが出演した。原作も終盤だけなら一時期「ほんまに関ジャニ∞!!」目的で買っていた少女誌で知っていた。ジャニドラマの例に漏れずローカル放送に阻まれて必要以上に情報を漁った。
そのネットサーフィンでわたしはジャニーズJr.の兄を持つ藤井萩花ちゃんを知ったのだ。(運命の出会い)
彼女に俄然興味が湧いたわたしは彼女に関する事をいろいろ調べた。それでようやくわたしの中で流星さんの存在が大きなものになった。
しかし当時のわたしは「兄弟きっかけで好きになるなんて本人たちに失礼」と踏みとどまろうとした。興味の湧く直前にかつて苦手だった7WESTが6人から4人になり、好きになるタイミングとして最悪と思ったのもある。以前まで萩花ちゃんの所属グループの根源とも言えるEXILEを嫌いだったことからの罪悪感もあった。(それでも彼女を知る頃にはもう嫌いではなかったが)
思いとどまろうとしたのに、末っ子の夏恋ちゃんがグループでMyojoのレギュラーだったのに気づいたり、萩花ちゃんがつづいて「THE QUIZ」(これも原作読んでた)に出演したり、E-girlsがスポットライトを浴びだしたりして、正直ブービートラップをかけられた気になった。
その後、三宮駅で迷子の呼び出しをされた疑惑が立ち、それをきっかけにわたしは彼の魅力にまんまと落ちるのであった。思いとどまり、罠にかかってもなんとか持ちこたえていたわたし、どこへいった。
そんなこんなで興味ゼロの期間を長年過ごした末にいまや最も好きなジャニーズの一人になっている流星さん。なにかと流星さんと接点の多い大倉忠義さんや千賀健永さん、さらには母の影響で好きになった堂本光一さんですら一目惚れに近い落ち方だった事を考えるとこれまでとは全く異なる落ち方に、今でも戸惑う。それでも今好きならあまり気にしてはいけない事のような気もする。
今年もまた一つ年を重ねた流星さん。ささやかな約2週間ちょっとの同い年期間が終わった寂しさを思いながら自担を想う経験も年上好きのわたしにとって初めての事である。初めてコンサートで、それもかなりの至近距離で顔を合わせた自担も彼だ。
デビュー関連でいろいろ思わざるを得なくなったのも、何かと本気でいらつく事も、流星さんを好きになって初めて経験した。
基本茶の間だったとはいえ、初めてジャニーズに心惹かれて15年。まだまだ知らない感情や経験も出来るのだなあと新鮮な気持ちでファンをしている。
だけど従来通り、きっと流星さん以上に好きになる人は本気で嫌いと思う人だろう。そんな人物が現れるまでは当分流星担主流で楽しめそうだ。
これからもっともっと、わたしに新しい経験をさせて下さいね。
お誕生日おめでとうございます。
(8/19追記) 上記を当日に書き上げたあとに自宅のインターネットを止められあげ損ねてました。(何の報告)
ジャニーズと吹奏楽
ついにはてなブログを始めてしまった。
フォローしているジャニヲタさんのリツイートから、あるいは自分で情報求めてツイート検索かけた結果から半分定期的にその存在を確認していたこのブログサイト。
その記事を書いているジャニヲタさんたちの文才たるや!どの記事も、興味深かったり、クスッと笑えたりで読んでいて楽しかったです…が。
まさかわたしもこの場で何らかの想いを綴りたくなるとは…気分は徒然草前文の兼好法師です。わたしの語る内容に深みなどないですが。
という訳ではてブロ始めた心境はさておき、本題へ。
そもそもこの記事を書くきっかけになったのが、ジャニーズWEST初の持ち番組(冠番組の言葉の定義からここで使うのは違うと感じたので、分かりにくいですがこう表現します)、ドヨルの妄想族をみたことです。お題で出された写真から各メンバーが妄想ストーリーを発展させ、メンバー同士でその出来を競う番組ですが、第2回の放送でメンバーの小瀧望くんが「ガングロギャルがトランペットをみて号泣」という写真から吹奏楽部妄想を繰り広げていました。それがわたしの元吹奏楽部員心を揺さぶりました。(大げさ)
それをきっかけにtwitterにて検索をすると、元吹奏楽部員によるツッコミ、もとい指摘がちらほら見受けられて、「ジャニヲタさんって吹奏楽経験者がけっこういるな」と勝手に感動していました。
まあジャニーズも音楽に根ざした活動が中心、とわたしは勝手に思っているので、ファンが演奏者になったり、その曲を吹奏楽でした事でファンになったりもよくあるのだろうな、とぼんやり考えていました。実際にわたしの吹奏楽現役時代はコンクール用の曲を除くとレパートリーの三分の一くらいが嵐だったことがあってか、何人か嵐に目覚めていますし、わたしの吹奏楽部への入部を決めたきっかけが、小学生時代に市の音楽祭で抱いてセニョリータを聴いた事でした。
さてジャニーズ楽曲をはじめ、多くのJ-POPの吹奏楽部ですが、これはミュージックエイトかWinds Scoreがやはり大手なのでしょうか。
私が吹奏楽部員だった頃はミュージックエイトが主流の印象ですが、ここ一年以内の楽曲はWinds Scoreが強い気がします。あくまで私個人の感想です。
ちなみにミュージックエイトで吹奏楽用に編曲された曲のクオリティは編曲者によって雲泥の差です。曲によって簡略化が雑です。嵐のtruthとか、どうしてそうなった感がひどすぎて初めて楽譜を見た時からずっと解せぬ案件。
またジャニーズの楽曲でもたまに原曲自体がブラスアレンジになっている事があります。
関ジャニ∞は急☆上☆show!!始め多い印象です。吹奏楽現役時代最大の心残りが急☆上☆show!!が吹けなかった事くらいにはこの曲の元々のブラスアレンジは好きです。KinKiもそれなりに多い気がします。
知っている曲に偏りがあるので他のジャニーズ楽曲で「この曲もブラスアレンジだよ!」と詳しい方誰か教えて下さい。
吹奏楽でジャニーズを理解し、ジャニーズから吹奏楽を知るのも、ファンの形の一つなのかもしれません。演奏者として楽曲に触れるのと聴き手として楽曲に触れるのとでは感覚も理解の方法も違うと思います。しかし、どちらにせよその楽曲を好きになるでしょう。というかレパートリーにする曲を好きになれなきゃ上達はしないです。原曲やデモ演奏を聴き込むなり練習するなりなどは、その楽曲が好きでないとかなり苦痛を伴うからです。わたしの場合、現役当時かなり過激なアンチEXILEだったのでEXILEメドレーの練習がものすごく苦痛でろくに上達しなかった経験があります。
もちろんジャニーズの部分には吹奏楽の楽譜があるならどんな歌手の名前も入ると思いますし、吹奏楽の部分が軽音楽だったり合唱だったりもします。ともかくアマチュアながらも演奏者として、表現者としてジャニーズの楽曲に触れるのもジャニヲタとしてよい経験のひとつだとわたしは思います。
余談ですが小瀧くんの妄想ですが、上記の通りほんとにツッコんでた人が結構いて、確認できた限りトランペットのマウスピースについてのツッコミが一番多かったです…
元トロンボーンパートのわたしとしては、サイズが明らかにトロンボーンやユーフォニアム用のマウスピースなのに平然とトランペットの管にささっているっぽいのがツッコミポイントどころかホラーでした。あんなサイズのペットのマウスピースとかあるの…ペットの管にさせるほど細い管のボーンやユーフォのマウスピースあるの…と一緒に検証してくれた元ユーフォパートの現役トランペッターな友達と話していました。